ここにいるってことは、生き抜いてきたということ | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

30年以上前のことになりますが

一度、死にかけたことがあります。

 

病気とか事故とかではなく

いうなれば、突然の事件かな。

 

当時のわたしは

とてもいい加減に生きていました。

 

自分から死を選ぼうとは思わないけれど

生きようともしていなくて
空虚で疲れていて

死ぬことを怖いとか嫌だとか

思っていませんでした。

 

そんなときに起こった事件

 

生きたいとは思ってない、死にたくないとも思ってない

そのはずでした。

 

なのに

意識が薄れていく中で

あらん限りの力を振り絞って、死を逃れたのです。

 

しばらくは

自分を責めました。

そんなにまで「生」にしがみついたことが

汚いことのように思えたし
いい加減な生き方のバチが当たったのだと、思ったんです。 

 

けれど

たくさんの人と出会い

たくさんのことを経験し

たくさんのことを考えて

 

ある日
「生命は生きようとするものなんだ」

と、ストンと腑に落ちました。



わたしは生まれてきた。 
だから、あれでよかったんだ。 

 

死を逃れるために、生きるために

わたしがとった行動は

トラウマとなり、その後のわたしは随分苦しい思いをしましたけれど

 

それでも

 

「よくやった、わたし!」

と、そのときの自分に言ってやれます。

 

生き抜いてきたから、ここにいる。

 

生き抜いてきたわたしと生き抜いてきたあなたが

ここで出逢っているんですね。

 

 

 

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