『ひだまりスケッチ』というアニメがあります。
そのアニメの中で
高3のヒロが進路で悩んでいた時の
美術教師の吉野屋先生との会話です。
(正確ではないですが、だいたいこんな会話)
ヒ 「美術の先生になってやまぶき高校に戻ってこられたらな・・って」
吉 「ヒロさんは、先生になりたいんですか?やまぶき高校に戻ってきたいんですか?」
ヒ 「?」
吉 「ヒロさんが先生になってここに戻るとき、紗英さんもゆのさんたちもいないけれど、大丈夫?」
吉野屋先生は、破天荒なぶっ飛んだ先生で
勝手な解釈で暴走することも多いのですが
時々、的を射たことを言います。
その後、ヒロは
「卒業したくない、みんなと離れたくない」という自分の気持ちに気づきます。
気づいたというより、とっくに知っていた気持ちを認めたんですね。
その気持ちに素直になったとき
親友の紗英が、その気持ちを共有し背中を押してくれて
美術教師を目指すことを決めました。
ヒロが自分の気持ちを抑え込んだままでも、認めても
美術教師を目指すという選択はできます。
それでも
結果、同じ選択だとしても、きっと内容は全く違ってくるのだと思うのです。
自分の本心を認めた上で決断したヒロが、美術教師になったとき
真の望みが「美術教師になりたい」というわけではなくても
教師という仕事に誇りをもつことができるのではないか。
そんなことを思いました。
〇〇になりたい
〇〇をやりたい
その奥にある、本当の気持ちはなに?
本当の望みはなに?
前へ進むことに躊躇いがあったり、ハードルを感じた時
この質問を自分に投げかけてみると
見えてくるものがあるように思うのです。