〇〇になりたい、〇〇をやりたい、その奥には何がある? | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

『ひだまりスケッチ』というアニメがあります。

 

そのアニメの中で

高3のヒロが進路で悩んでいた時の

美術教師の吉野屋先生との会話です。

(正確ではないですが、だいたいこんな会話)

 

ヒ 「美術の先生になってやまぶき高校に戻ってこられたらな・・って」

 

吉 「ヒロさんは、先生になりたいんですか?やまぶき高校に戻ってきたいんですか?」

 

ヒ 「?」

 

吉 「ヒロさんが先生になってここに戻るとき、紗英さんもゆのさんたちもいないけれど、大丈夫?」

 

吉野屋先生は、破天荒なぶっ飛んだ先生で

勝手な解釈で暴走することも多いのですが

時々、的を射たことを言います。

 

その後、ヒロは

「卒業したくない、みんなと離れたくない」という自分の気持ちに気づきます。

気づいたというより、とっくに知っていた気持ちを認めたんですね。

その気持ちに素直になったとき

親友の紗英が、その気持ちを共有し背中を押してくれて

美術教師を目指すことを決めました。

 

ヒロが自分の気持ちを抑え込んだままでも、認めても

美術教師を目指すという選択はできます。

それでも

結果、同じ選択だとしても、きっと内容は全く違ってくるのだと思うのです。

 

自分の本心を認めた上で決断したヒロが、美術教師になったとき

真の望みが「美術教師になりたい」というわけではなくても

教師という仕事に誇りをもつことができるのではないか。

そんなことを思いました。

 

 

〇〇になりたい

〇〇をやりたい

 

その奥にある、本当の気持ちはなに?

本当の望みはなに?

 

前へ進むことに躊躇いがあったり、ハードルを感じた時

この質問を自分に投げかけてみると

見えてくるものがあるように思うのです。

 

 

 

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