正論というものは、時に人を苦しめるなぁと
度々、思います。
正論というからには、論理的に正しいわけです。
「それは尤もですね」と言わざるを得ない。
言われるまでもなく、わかっているようなこともあったりします。
けれども
どんな正論も、正論であるがゆえに苦しむ人々がいる。
そのことを忘れないでいるのは重要なことな気がしているのです。
コロナ自粛
「ウイルス拡大防止のために家にいましょう。ひとりひとりの行動が大事です。」
というのは、非の打ちどころのない正論です。
それでも
毎日毎日、その正論にさらされることによって苦しんでいる人々もいる。
普段、学校へ行っている間、仕事へ出ている間、町をうろうろしている間など
家の外にいる時間こそが、ホッとできていた人がいる。
じっとしているとイライラするとか、外へ出ないとつまらないとか
そういうレベルではなく
家の中にいると、苦しくて苦しくて
頭が変になりそうとか、心が壊れそうになるとか、胸がつぶれそうになるとか
もう、ほんとうに死んじゃいそうなくらいに辛い人々がいる。
ただでさえ、そんな状態なのに
毎日毎日、正論が聞こえてくるという現状。
正論に押しつぶされそうに感じている人へ伝えたい。
知っています。
あなたがいることを
わたしは知っています。
わたし以外にも、知っている人がたくさんいます。
正論だけが全てじゃない。
正論だけが世の中を作っているわけじゃない。
だから、あなたはあなたを、できる限り大事に扱ってあげてください。