諦めることは捨てることじゃない | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

諦めるとは
「明らかにする」ということで

何を明らかにするかというと
できることとできないことを、明らかにするということ。

それは
できないことを捨ててしまうことでは
決してなくて
ずっと大切に持ち続けていてもいいのです。

ただ
今の選択のために諦める(明らかにする)
ということなんです。


わたしには、憧れているものがありました。
決して大それたものではありませんが
小さいからといって、簡単に叶うとは限らないものです。

自分の能力(性質)的にも、状況的にも
その憧れには手が届かないとわかったとき
わたしは、その憧れを捨てなければ・・と思いました。
捨てる=諦めるだと、思っていたのです。

苦しかったです。
その憧れを捨てなければ、先へ進めないと思っていたので。

そして
どうもがいても捨てられない自分を
今のありのままとして認め
「これでいいや。ずっと大事に持ち続けていよう」
って思ったときに
今できることに、シフトできたのです。

きちんと諦められたのです。


「こうしたい」「こうなりたい」「こうだったらいいのに」
望みはいろいろあって、あたりまえだし
それに向かって努力することは、大切なこと。

それでも

自分自身の性質や自分をとりまく環境の中で
(環境とは、社会や家族や親しい人との関係や物理的なことや健康面など、いろいろ)
できないこと、叶えられないことがあるのも、あたりまえ。

自分の望みのうち
どれを諦めるか、どのように諦めるか
ということは大切なことだと思います。

今を生きる自分は
何を選択し、何を諦めるか。
諦めることは、決して捨てることではなくて
望みとして持ち続けていい。
ただ
「今の自分」のできること、できないこと
何を優先するかを明らかにすること。

そうして、きちんと諦めると
現状の中の喜びや幸せを感じやすくなると思うのです。

 

 

 

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