『怖れから生まれる怒りという感情は、とかく正義と結びつきやすい』 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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 怖れから生まれる怒りという感情は

 とかく正義と結びつきやすい


  (田口ランディ)

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怒りという感情は

第2次感情であることが少なくありません。

 

自分は怒りとして認識しているけれど

その奥には、無自覚の別の感情があるということ

 

怒りに転ずる、無自覚の感情には、いろいろありますが

怖れも、そのひとつです。

 

そんな怒りについては

どうしてそんなに怒っているのかを考えても

自分でもわかりません。

そもそもが、怒りではないからです。

 

何を怖れているのかと考えると、答えは出るのですけれど

「怖れ」という感情を認めていないので、それは無理です。

 

そうすると

辻褄の合う理由を探してしまいます。

 

自分の中から出てきているのは

そもそも「怖れ」ですから

自分の中を探しても

「怒り」の理由が、なかなか見当たりません。

 

そこで

「わたしが今怒っているのは、正義のためなんだ」

と納得して、辻褄を合わせてしまう。

 

ですから、

正義を振りかざし攻撃する人には

心の奥に怖れが潜んでいる可能性があるのです。

 

自分の正義を主張するために

他者を攻撃する必要はありませんからね。

 

 

 

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