嘘は一人の問題ではない① | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

Aさんと、その息子Bくんとのお話です。

(クライエントではありません。そして、本人の許可を得て掲載しています)

 

Aさんから見たBくんは

問題なく、日々を過ごしていたそうです。
ところが

ある日

「欠席が多いので進級が難しい」という連絡が

学校からありました。

 

本人に確認すると

行ったフリをしてサボっていたことが判明。

A 「行きたくなかったわけ?」

B 「うん」

A 「行きたくないって正直に言う、っていう選択肢はなかったの?」

B 「うーん・・」

A 「嘘つくより楽じゃない?」

B 「いや、、嘘つくほうが楽」

 

AさんはBくんが宇宙人に見えたといいます。

嘘つくってしんどいことじゃないの?
嘘つくのが楽なんて、その感覚、わからない!!

と思ったと。

 

そして

わからないのだから

そのまま認めるしかなかった

とにかく、Bくんについていくしかなかった

と、Aさんは言います。

 

結局、Bくんは留年して、立て直すことになり

Aさんは、Bくんに細やかに目を配るようになりました。

いろいろと質問することも多くなりました。
なにしろ、相手は宇宙人なのだから

聞かないとわかりませんからね。

 

そんなある日
「お話があります」と、あらたまった口調で

BくんがAさんに言ってきたそうです。

 

A 「なんでしょうか?」

 

B 「家にいるのがしんどいです」

 

Aさんは

自分がいろいろと聞きすぎて追い詰めたか?

と思い、その答えを覚悟しつつ聞きました。

 

「しんどいのはなぜ?」

 

ここで

Bくんからは、予想外の答えが返ってきたのです。

 

長くなるので、今日はここまで。
続きは明日、書きますね。

 

 

 

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