心理の分野でいう【ドライバー】とは
「○○であれ」という、自分自身に課しているものです。
アメリカの心理学者、テイビー・ケーラー氏が発表したものによると5つ。
・完全であれ
・努力せよ
・他人を喜ばせろ
・急げ
・強くあれ
どのドライバーにせよ、ドライバーが強ければ強いほど
それを満たさなければ自分を認めることができません。
なかなか自分にOKが出しにくくなります。
そして
ストレスを強く感じているときほど
ドライバーの反応が強く出ます。
逆にいえば
自分のドライバー反応が強く出ているときほど
ストレスが強いわけです。
ストレス度の判断基準にもなりますね。
自分にどんなドライバーがどれくらいあるのかを知っておくことは
ストレス状態を把握し、自分を休ませる目安になります。
参考までに、ドライバーズチェックをあげておきます。
興味があればやってみてくださいね。
以下の項目を
まったくない・・0点
少し当てはまる・・1点
だいたい当てはまる・・2点
よく当てはまる・・3点
として、採点します。
01 会話中、「わたしの考えでは」と自分の意見をはっきり述べたり、そうしたい衝動にかられる
02 話すとき、肩などの筋肉が緊張する
03 要点を指で数えあげたり、多少オーバーなジェスチャーをする
04 何をしても、これで十分だろうかという不安があり、念のためもう少し何かやっておきたい衝動を感じる
05 ここでやめておけばと思っても、つい余計な一言を言ってしまう
06 「できるだけやってみます」「やってはみますが」と責任をぼかす表現が多い
07 質問にはっきり答えず、歯切れの悪い答え方、間接的な答え方をしたがる
08 人と話すとき、前にのめるような姿勢で熱心に聞こうとする
09 「努力しなければ」「努力さえしていればなんとかなる」と自分に言い聞かせる
10 話すとき、肩などの筋肉と胃などの体内の両方に緊張感がある
11 「ね、そうでしょ」のように同意を求める、「それでよろしいでしょうか」のように機嫌を伺う言葉が多い
12 話すとき、胃などの体内に緊張を感じるが、肩などの筋肉には感じない
13 「他人を十分満足させているか」「まだ配慮が足りないのでは」と、自分に言い聞かせる
14 大勢の前では出しゃばらないように気をつけ、目だつ行為はしたくない
15 会話では、他の人に比べ、頷く回数が多い
16 人が話し終える前に遮るように話してしまう、あるいは、そうしたい衝動にかられる
17 他の人に比べて、動作がせかせかしている
18 何をしていても「時間内にできないだろう・・そうなると大変だ」という不安がある
19 貧乏ゆすり、指で机をコツコツ叩くなど、身体の一部を小刻みに動かす癖がある
20 会話で「やあやろう」「急ごう」といって、急き立てる言葉が多い
21 他の人に比べて、動作がぎこちなく堅苦しい
22 会話に感情表現がなく「別になんでもない」など感情を抑圧する言葉が多い
23 心の中で「自分の弱みは絶対に他人に見せない」と言い聞かせることが多い
24 話すとき声調に抑揚がなく、単調で機械的である
25 腕組みをしたり、椅子に座るとき足を組むのが好きだ
下の番号にわけて、点数を合計します。
01~05 完全であれ
06~10 努力しろ
11~15 他人を喜ばせろ
16~20 急げ
21~25 強くあれ
数値が大きいほど
そのドライバーが強いです。
自分が強く持っているドライバーの特性が
強く出ているときは
ほっと息をついたり休んだりすることが
必要かもしれませんよ。