悩んでいるときには、正論は役に立たないことが多い | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

「自分の気の持ちようなんですけどね・・」

そう言いながらため息をつくクライアントに

よく、出会います。

 

「周りに相談すると

いろいろとアドバイスをくれる。

どれも正論だとわかっているのに

前へ進めない。」

というのです。

 

 

正論による説得で

心が落ち着いたり

元気が出たりということは

実は、非常に少ないのです。

 

むしろ

相手を追い詰めてしまうことの方が多い。

 

悩んでいるというのは

理屈はわかっているけれど

そうできなかったり

そこに気持ちがついていかなかったり

といった状態だからです。

 

「できない」ということも

「気持ちがついていかない」ということも

 

「そうなんですね」と受け取ることから

始めてください。

 

 

自分が悩んでいるときも

同じです。

 

自分自身を理屈で説得するのは

一旦お休みにして

 

今はできないんだな

今は気持ちがついていかないんだな

と、受け取ってみる。

 

そうすれば

ほんの少しほっとします。

 

そして

ほんの少し

心にゆとりが生まれます。

 

ゆとりが生まれると

力がたまって

できることが増えていきます。

 

「ほんの少しほっとする」

の繰り返しが

心の安定に繋がっていきます。

 

そうして

人は前へ進めるようになるのだと思います。

 

 

〖カウンセリングルーム風舎〗