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誰かを喜ばせるために自分の人生を生きることはできないの
(映画「アリス・イン・ワンダーランド」)
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大切な人に喜んでもらいたい
それは、自然に起こる思いですね。
けれども
それが行き過ぎて
喜ばせることのできる自分でなければ
価値がないとか
喜ばせることができないなら
なんのために生きているのかわからない
ということになってしまっている人に
出逢うことがあります。
たとえば
親の望みに沿えず、喜ばせることができない
と、自分を親不孝だと責めていたり。
恋人をがっかりさせてばかりなので
もっと努力をしなければと、無理をしたり。
自分のしたことで
誰かが喜んでくれたら
それにこしたことはないけれど
その「誰か」を主人公にした物語は
自分の人生ではないのです。
自分の物語(人生)は
自分を主人公に紡いでいくものなのだから。
喜んでもらえて、嬉しくなったり
がっかりされて、しょんぼりしたり
感謝されて、あたたかい気持ちになったり
不満を持たれて、悲しんだり
そんないろいろが
人生を彩っていくのだから。