「あなたの長所と短所を述べてください」
こういう質問があるとき
短所はすぐ思いつくけれど
長所はなかなか出てこない
という人は、少なくありません。
それは
謙虚の美という
日本人の風習のせいもありますし
今の自分に満足せず
さらに成長しようという意識や
常に自己反省して
未来に繋げようという姿勢
の表れだったりもします。
短所に捉われるより
長所に目を向けましょう
というのが
最近の風潮のようですが
わたしは
実は
どちらに目を向けるのも
それぞれにメリットがあるのだと
思っています。
長所に目を向けることで
自分を認めることができて
元気が出ることもあるでしょうし
短所に目を向けることで
向上心につなげたり
注意深くなったりということもあるでしょう。
ただ
短所ばかりに目がいって
「わたしなんて、どうせ・・」
となってしまうと
苦しいんじゃないかと思います。
そういうときは
長所とか短所とかいう考え方を
一旦お休みして
「特徴」
として捉えてみるといいです。
その「特徴」が
いいとか悪いとか、判定しないということです。
「わたしには、○○という特徴がある」
こんなふうに
書き出してみて
ただ、眺めることです。
○○という特徴をもつあなたが
今のあなた
大切なあなたなんです。
この○○という特徴がダメなのよ!
って、やっぱり判定しちゃうのであれば
「わたしは、○○という特徴をダメと感じる」
と書いて
それを、眺めてみればいいですからね。
〖カウンセリングルーム風舎〗