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過去は動かせないと知るということは
自分の人生はそのようであったと認めるということに
他ならない。
(「あたりまえなことばかり」 池田晶子 )
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全く、その通りです。
けれども
いや
だからこそ
《過去は変えられない》
ということを腑に落とすことが
難しいのです。
「あのとき、こうしていれば」
「あのとき、あんなことをしなければ」
後悔してしまうのは
今のほうが、過去のその時点よりも
見えるものが多いからです。
過去のわたしにとっては
今ここにいるわたしは、未来人
人は、そのときの精一杯で
betterな選択をしているのですから。
ここまでは
実は、第一関門なんです。
選択の余地のなかったこと
選べなかった環境
選ぶ術を持っていなかった出来事
そういうことについて
《自分の人生はそのようであった》と認めることは
自分の選択が、そのときのbetterだった
と認めるよりも
もっと難しい。
そして
わたしは
《あなたの人生はそのようであった》
ということを
大切にしたいと
いつも、思っています。