玉石混交、はなはだしい
と言われる「セラピスト業界」ですが
玉と認識されると
仕事として成り立ちます。
成果をあげているということです。
営業力とかカリスマ性による
セミナーとしての成果ではないですよ。
セラピストとしての成果です。
成果のないものにお金を出すほど
余裕のある人は
セラピーを受けようとは思いませんから。
そして
成果をあげられるかどうかは
他者との「境界線」を
しっかり持っているかどうか
なのだと、思うのです。
もちろん
心理学の知識や手法の学びがあった上でのことですよ。
そこのところ、勘違いしないでくださいね。
その上で
成果をあげられるかどうかは
「境界線」が決め手なんです。
以前は
自分の問題をどれだけ解決しているか
だと思っていましたが
どうも、そうではない。
なぜなら
どんなに自分がグダグダでも
確実に成果をあげる人もいるからです。
逆に
自分の問題を
たくさん解決しているにも関わらず
成果のあがらない人もいる。
クライエントの話を聴いていると
必ず、何かを感じます。
人間ですから。
その感じは、誰のものですか。
相手の気持ちと自分の気持ちの
区別が、ちゃんとついていますか。
頭で、ではないですよ。
身体感覚としてです。
共感して
あたかも、その人が感じているみたいに感じる。
だから、痛いんです。
けれど
それは、自分の痛みではないんです。
自分が傷つくのではないんです。
他者の痛みを
他者の痛みとして
ちゃんと痛く感じることができることが
クライエントの助けになります。
そして
そのためには
しっかりと「境界線」を持つことなのだと
わたしは、思うのです。