無意識は知っている | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

数年前の手帳のメモ書きに
面白い文章を見つけました。

***

 電車に乗る前、コンビニで緑茶を買った。
 ひとくち飲んでみて
 「わたし、のどがかわいてたんだ!」
 と、気づいた。
 そんなことってあるんだね。

***

自分が欲しているものや自分の気持ちに
人は、存外、鈍感だったりします。

ベッドに横になって
「ああ、疲れたなぁ」
って、疲れ具合を知ったり

優しい言葉をかけられて
「優しくしてほしかったんだ」
って、気づいたり

休みがとれて
「無理してたなぁ」
って、わかったり


それは
自分の欲しているものや気持ちに敏感でいると
不都合があるからです。

それでも、行動に現れることがあります。

意識の上で、自覚していないことも
無意識は、ちゃんと知っていて
自分に信号を送っているからです。


わたしは、
「のどがかわいている」ことに気づいても
飲み物を持っていなかったので、困ったのでしょう。

だから、「のどがかわいている」と自覚しないことを選んだ。

ところが
コンビニでお茶を買うという行動に出ている。

のどがかわいているから、お茶を買った
のではなく
なんとなく、お茶を買ったわけです。

飲んではじめて
「のどがかわいてたんだ」
と、気づいた。
意識にあがってきたわけです。


だから
自分の行動に疑問をもつとき

こうしなきゃと思うのに、できない
とか
こうしたいはずなのに、しようとしない
とか

そういうときは
頭を一旦、お休みさせて

「いま、なにを望んでいるの?」
「いま、どんな気持ちなの?」
って
自分に聞いてあげるといいんですよ。