ゆるなら風舎アーカイブ 「歩いていることは、尊いのだと思う」 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

いったいどうして、決して楽ではない道を歩いてしまうのか・・・


たとえば、人間関係
― もっとドライになれば、楽でしょうね

たとえば、恋愛
― 友達同士のほうが、楽ですよね

たとえば、仕事
― こんなに熱くならなくてすむものを選べば、楽なんですよね


エネルギーの消費が少ない = 楽
という定義ならば
それらは、きっと楽なのだと思う。

けれども
エネルギー消費が少ないことと幸せとは
必ずしも一致しない。

それは
エネルギーの消費具合を定規で測るとしたら
幸せ具合は体重計で量る
というくらいに
目盛りが違うからだ。

100メートルと1ミリグラムを比べることには
意味がない。


定規は大切だ。
自分がどこで休憩するかを知る手がかりになる。
全力疾走なら50メートル、のんびり歩くなら8キロ・・とかね。
ペース配分をするのに役に立つ。

なんのためのペース配分?

それは
もしかしたら、幸せをずっしりと感じるためにかもしれない。


― ○○が楽だってわかってるんですけどね・・・

そう言いながら
楽な道を歩かない。

それは
自分なりの幸せの形に向かっているから。


それでも、楽な道を歩けばいいのに・・って感じるのは
今は息切れしてるんですよ。
呼吸法を少し変えるといいんですよ。

― でも、この呼吸法しかできないの!

そんな不器用な魂を大切にしたい。


不器用だけれど
歩いている。


それは、やはり尊いと思う。