ゆるなら風舎アーカイブ 「みんな、だいじな生命だから」 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

人との関係において、傷つくことがある。

それは、そのとき起こった出来事や
相手との関係だけに起因するわけではない。


たとえば
お気に入りの服を着ていて
「その服は似合わないよ」
と言われれば、腹が立ったり悲しくなったりするだろう。

「ひどーい!傷つくー」
とか
「それはあなたがそう思うだけよ」
とか
「気に入ってるんだから、口出ししないで」
とか
いろいろ反応の仕方はあるだろう。

ここで、酷く傷ついてしまい
「なに言うの!この、ひとでなし!」
とか
「わたしのことをバカにしてるのね!許せない!」
とか
「信じられない!絶交よ!!」
とか
反応するとき

この傷つきは、「その服似合わないよ」に対するものだけ
ではないことが多い。

心の奥に潜んでいる傷
たとえば
幼少時に「おまえはブスだ」と繰り返し言われたとか
晴れ着を着たときに大失敗をして、しばらく学校でからかわれたとか
何を着てもかわいい姉と自分を比較して悲しい思いをしてきたとか
そういった、他の傷が呼び覚まされている可能性が大きい。

要するに
相手が投げてきた石が痛い

自分の持っていたガラスの破片で痛い
そういう状態なのだ。

それで

石+ガラスの破片を
石を投げた相手に投げてしまうことがある。


それは、せいいっぱいのSOSなんだけれど
投げられた方は、やっぱり痛い。

だからね
石+ガラスの破片を、自分が投げられてしまったときに
ガラスの破片には、責任をとらなくてもいいんですよ。

相手の責任をとってしまわないってことが
自分を大事にすることだから。
そして
相手を尊重するということだから。