野良猫がお風呂場で出産?! | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

古い手帳シリーズ

1991年の手帳が出てきた。
読んでいると
「ああ、あったあった、こんなこと」という再発見がある。


<1991.1.14>

 ヒトの家の風呂場に不法侵入したネコは
 どうやらけがをしていたらしいが
 この寒空にどうしているんだろう。

 風呂桶にたまっていた血と小さな足跡を
 洗剤でこすり乍ら、ぼんやり考える。

 ネコにはネコの言い分があるんだろう。
 昨日ベランダで生け捕りにした末に追い払ったハトにも
 何かしら理由があるんだろう。
 それぞれに生活がある。
 自分自身にもある。
 ネコだってハトだって寒い・・・。
 
 そう思い乍ら、わたしは追い払うし、それでいいと思う。
 弱者は保護すべきだとは倫理にはかなっているが
 彼らが弱者かどうかは、彼ら自身の問題だと思う。
 視点と中心議題、それによるところ・・・。

 でも、あのネコはどこかで傷を治せただろうか。

あのとき、風呂桶に血がたまっていたのに、周りは殆ど汚れていなくて
どうも不思議だと思っていたけれど、数日たってピンときた。

<1991.1.17>

 先日の不法侵入者は
 どうやら、わが家の風呂場で出産したらしい。
 子ネコたちはきっと、すぐに巣穴へ連れ帰ったにちがいない。

 なんとなくホッとする。
 きっと母子共に健康なんだろうと―。

 いずれにせよ
 わたしは夜中に風呂場の窓を開けて眠ることはなくなったのだが。


28歳のわたし
若いだけあって、考え方も文章も硬いわぁ~。

ちょっとはオトナになったのかしらあっかんべー