ことだま紀行 第52号 「間違うちゅうほうが間違うてないほうを許したりできんろうがね」 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
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今日のことだまは

【間違うちゅうほうが間違うてないほうを許したりできんろうがね】

               (「空の中」著:有川浩)

人は間違える生き物です。一生のうちにたくさん、間違えます。

どんなときに間違えるのかというと、様々ですが

とても深く傷ついているときには、特に間違えやすいです。

その傷を他者のせいにして責めたり、

因果関係のないところに無理矢理こじつけてしまったり

してしまいがちです。

間違ってないのに責められたほうは、理不尽に傷つきますよね。

責めている人に「もう、責めないで!許して!」

と悲鳴をあげることもあると思います。

けれども、そもそもが理不尽なものですから

「許す」ということはできないのです。

責める権利がないのに責めたわけですから

許すということもあり得ない。

間違えたほうは、いずれ間違いに気づくかもしれません。

気づけば謝ればいいのですが、素直に謝れない場合もある。

また、ずっと間違いに気づかないかもしれない。

理不尽に責められたほうは、どうすればいいのでしょう。

その人とは関わるのをやめるというのは、適切ですが

関わりをやめられない相手

例えば親だったり子どもだったり兄弟姉妹だったり・・

なら、どうすればいいのでしょう。

この言葉を発した老人は、続けて言っています。

― やき、あんたが許しちゃりなさい。

相手が間違ったことを許してあげる。

そうすると、すぅっと楽になるものです。

許すこと、赦すことは、自分自身を労わることにもなるのです。

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