― 『 道 』 ―
ふわふわの淡い色彩が好きだった。
ファンタジーの中に身を投じるのが好きだった。
お花のごちそう・・
叔母にもらったアクセサリー・・
たくさんの手紙を書いた・・
鍵のかかる小箱に夢をつめた・・
忘れてないな。
忘れなくても、ちゃんと大人になった。
小さな里香ちゃんは
わたしの中で、今もファンタジーを描いている。
そんなものを抱えながらでも
ちゃんと大人になった。
シビアな現実を認めることと
ファンタジーを抱えることとは
同時にできるんだよ^^
そんな「道」を歩く。
そして、きっと
たどり着きたい場所に、たどり着く。