横浜・あざみ野・たまプラーザのアロマテラピーサロン・スク―ル風ら花の石坂です。
私はアロマ講師であり、アロマセラピストで使っている植物は主に西洋植物が多いのですが、身近に生えている日本の植物も薬草になるものがたくさんあります。
その一つにツユクサは昔から、身近に生えている植物ですが実は「オウセキソウ(鴨跖草)」という「生薬」なんです。
お花が咲いた時期に全草を乾燥させたものを煎じて摂取すると、解熱作用、風邪、下痢などに効果があり、利尿作用もあるそうです。
ツユクサのお花が咲いている期間は早朝に咲き始め、強い日光に当たるとしおれてしまう短命な一日花。
昔から、よく目にするので、いつでも、どこでも会えそうですが
そんな、はかない命だと思うと、このお花に会えるのはこの瞬間だけです。
この開花の瞬間に出会えた運命的な出会いの時間がなんとも愛おしく感じませんか?
でもはかない命だからこそ、子孫を残す戦略は抜かりなく
昆虫だけに頼らず、自家受粉も開花と同時の時とお花がしぼむ時の2段階で行っているそうです。
この戦略がすごい!
大人しそうで、はかなげですが、こんなすごい生命力を持っている植物だったのですね。
いつも植物の生態を知って感じるのは、生き残るため、子孫を繁栄するために、それぞれの植物が違った形で練っている戦略の凄さとたくましさに感動と不思議な気持ちです。
そして、癒されたり、元気や勇気をもらいます。
そうか~。ツユクサはそう考えて、そういう戦略を練ったのね~。
とツユクサの気持ちや意志さえもがあるように感じてしまいます。
花びらの青色は水溶性の染料として下絵書きなどにも使われているそうです。
身近なツユクサ、たくさんの恩恵を私たちにもたらしてくれる植物ですね。