我が家には、私が生まれる前からある男雛女雛の平段の古いおひなさまと、次女の私を含めた三姉妹のために、昭和45年頃に買ってくれた七段飾りのおひなさまがあります。
小さいころから小さいものが大好きだった私にとって、おひなさまは、一番 身近なミニチュアだったのだと思います。
小さな箪笥(たんす)や鏡台、針箱などの引き出しは動かせるように作ってありましたし、男雛や隋臣の刀(かたな)は、ちゃんと鞘(さや)からぬけるようになっていました♪
私の家の雛道具(ひなどうぐ)は、紙の箱に入っていますが、もっと昔のものや高価なものは桐の箱におさめられていました。
お人形は男雛女雛の箱があり、三人官女だけの箱、五人囃子の箱と、それぞれの木箱に分かれています。

雛道具も、牛車(ぎっしゃ)や御駕籠(おかご)などの大きいものは一つずつ木箱、小さいものは2~3種類一緒の箱におさめられていました。


この『木の箱に入っている♪』というのが大好きで、
風古堂でも『木箱入りの雛道具シリーズ』の豆本を作りました(*^_^*)
まだ第一弾の箪笥(たんす)とお重(おじゅう)だけですが、これからだんだん増やしていきま~す♪

左が『ひな道具シリーズ』第一弾の『箪笥とお重』。
右は、まだ試作段階の『牛車(ぎっしゃ)』です。
次回から、ひな道具シリーズをご紹介します(^_^)