夏椿の額絵 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

この間 近所のお宅の庭で見た夏椿。

 

 

 

昨日はそれにあやかって 夏椿の額絵を作りました。

 

普段 押絵額を作る時 背景の布には黒を使うことが多いのですが 今回は 夏椿の咲く6~7月の梅雨の晴れ間や雨の色を想像させる ちょっとグレーがかった青いぼかし布が使いたくて この布を使いました。

 

 

 

この布は 4月ごろだったか ヤフオクに何時も使いやすい古布を出品している方が 付け下げをほどいて 6~7回に分けて出品されていたもので そのうち身頃や袖部分を4回落札したお気に入りの布です。

 

 

今回作る額絵は 来月の《ポストカードと小さな絵展》に出展するので 絵の大きさもポストカード以下という規定があるため 土台布に使ったのはの部分。

お気に入りの布に初めて鋏を入れる時にはいつもそうなんですが ここだけのために 鋏を入れてしまうのに一瞬躊躇がありました。

 

 

 

土台を用意したら 枝と葉っぱから作って行きます。

 

 

 

葉に使った布も 土台の布と同じ布

 

 

 

菊の花や葉の周りの 深い緑色や青緑のぼかし部分を使いました。

 

 

 

椿の花が好きなので 以前から椿の額絵を作ることが多いのですが 夏椿を作るのは今回が初めて。

作る前に 観察すると 椿と夏椿は 葉っぱの質感が違います。

椿の葉は 厚みがあって光沢がある葉っぱなので

 

 

 

こんな感じに作っていましたが

 

 

 

夏椿の葉は 薄手で光沢は無く 葉脈もしっかり見えるので

 

 

 

葉脈をしっかり刺繍しました。

 

 

 

葉っぱの次に作るのは小さな蕾を2つ。

開き始めた白い花びらは ほんのり緑を差しました。

 

 

 

 

 

夏椿の白い花びらは ほんのりピンクに染まる部分があります。 

 

 

 

2つ作った花にも ほんのりお化粧。

 

 

 

 

花の大きさは 100円玉と500円玉サイズ。

 

 

 

今回は 背景の青 葉っぱの緑 花の白と3色の布と抑えめの色数にしたので 花芯は金糸で刺繍。

 

 

 

紫陽花も 白い花が一番好きですが 梅雨空に咲く白い花 やっぱり好きだな~~~