奈良旅 その8 二月堂では | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

道草しながら着いた二月堂。

本来なら出口のはずの階段を昇って参拝です。

 

 

 

お堂前の広場に見えるのは 歌舞伎や文楽でも知られる良弁杉(ろうべんすぎ)

東大寺開祖の良弁が2歳の頃 桑を摘みに行った母が木陰に良弁を置いたところ 大鷲にさらわれ木の上に置かれたという伝説の木。

初代良弁杉は 樹齢600年 樹高21mの巨木だったそうですが 昭和36年(1961年)の台風で倒れ 現在の杉は4代目とのこと。

 

 

 

階段途中で見上げると お堂の基礎部分の造りがよくわかります。

懸造り(別名 崖造り 舞台造り)と呼ばれるこの工法は 崖などの斜面を利用して木を組み上げて作る方式で 作り方は異なるようですが 京都清水寺の舞台も崖造りの一つです。

 

 

 

 

手水前を通ると

 

 

 

見えてくるのが 常夜燈雪洞

 

 

 

奉納された青龍の絵

 

 

 

二月堂の照明と言えば 特徴的な形の吊り灯籠ですよね。

 

 

 

舞台の上から見下ろす奈良の街。

 

 

 

 

大仏殿の屋根も見えました。

 

 

 

 

二月堂は 大観音 小観音の十一面観音2体がご本尊ですが 長野善光寺と 東京浅草寺と並び 誰も見たことがない三大絶対秘仏とされています。

 

 

 

入り口側の手水舎

 

 

 

 

手水鉢や天井にに絡みつく龍の力強くかっこいい事!!

 

 

 

 

 

 

二月堂の隣にあるのは お茶屋さんの龍美堂

 

 

 

 

 

実は 今回二月堂に行ったのは ご一緒したブロ友さんお勧めで ここでしか売っていない行法味噌を買うためだったんです。

二月堂の僧侶たちが 行力が増すとして食事に取り入れているお味噌です。

 

 

 

 

店内で 試食させていただき 買ってきました

 

 

 

 

パッケージは洋画家の杉本健吉氏が描かれた椿と二月堂の絵

 

 

 

お味噌に砂糖 胡麻 牛蒡 大豆などを練りこまれ ご飯に乗せて食べると とても美味しいお味噌でした。

 

 

 

龍美堂では お茶や甘味もいただけます。

 

 

 

店内の中央の大きな茶釜では ほうじ茶が沸かされ 朝ホテルでコーヒーを飲んだだけで 寒い中を歩いて立ち寄ったので 最初に出していただいた熱いほうじ茶は おなかに染みわたり とっても美味しかったです。

 

 

 

注文を済ませると 店の奥から 何やらスリスリ音がする・・・

この音 注文があってから作るわらび餅をすり鉢で作っている音でした。

 

 

 

私が注文したのは ぜんざい

焼きたてのお餅と 甘さ控えめながら とっても美味しいぜんざいでしたよ。

 

 

 

お店の方は バイトの高校生と思しき2人のかわいい女の子。

とても感じが良い子たちで 接客の様子や 丁寧に作って提供してくださることに感心しきり。

実は少し前に 友達が初詣に行った小さな神社でバイト高校生の巫女さんたちが あまりにも接客態度が悪く 装束もだらしなく着ていたことにあきれ果て あの神社は2度と行かないと言っていたのを聞いていたので なお一層 彼女たちの姿が印象に残ったのかもね。

 

 龍美堂 二月堂参拝のあと、一息つくのにおすすめです。