時計塔と中瀬邸 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

伊豆の旅 2日目は松崎の街のそぞろ歩き。

 

まず最初に行ったのは 時計塔と明治初期の呉服商だった商家 中瀬邸。

ここは 8年前に同級生のユカちゃんとも来ていた所ですが 同行した友人が初めてだったので もう一度ゆっくり訪れました。

 

 

中瀬邸の右側にある町営のコインパーキングは 3時間迄は無料で車を停められるので 周辺のなまこ壁通りや長八美術館などを歩いても十分回れるため便利です。

 

 

 

川沿いにある 火の見櫓もまだまだ現役。

 

 

 

中瀬邸入り口にある時計塔は 大正13年に昭和天皇ご成婚記念で建てられたものですが 昭和13年の水害で水没したのを昭和60年に再建されました。

 

 

 

 

時計には 日常にはない特別な時間だという13時の文字が刻まれています。

こんな時間 欲しいですね。

 

 

 

 

バイキンマンみたいな入り口を通り 時計塔の中へ入ると

 

 

 

鳳凰(?)が飛び交う天井絵

 

 

 

時計塔を潜り抜けると 明治時代の呉服商 中瀬邸です

 

 

 

 

 

中瀬邸は なまこ壁の建物

なまこ壁(海鼠壁 生子壁)は 壁面に平瓦を並べ つなぎ目の目地に漆喰を蒲鉾形に塗る工法の壁塗り様式の1つです。

目地の盛り上がった形が ナマコ(海鼠)に似ていることから 海鼠壁と言われるようになったそうです。

 

 

 

建物右側にある蔵の入り口の扉には 立派な鏝絵が残っています。

 

 

 

右側の扉には龍

 

 

 

 

 

左側には 竹に鼠の様な虎・・・?

 

 

 

中瀬邸は 無料で中を見学できます。

 

 

 

入り口を入ると帳場と店。

左側の店には 当時の呉服が並べられています。

 

 

 

右側の帳場には 階段箪笥があり 梯子を昇って2階へ上がれたようですね。

 

 

 

 

帳場の机には 売上帳や 五つ玉算盤。

 

 

 

 

店の左側は 土蔵へ続く入り口です。

 

 

 

この土蔵 外から見ると 2階建ての立派な建物です。

 

 

 

入り口を入ると 左側の金網越しに見えるのは 土蔵の扉窓

 

 

 

外から見ると 真っ白な扉窓ですが

 

 

 

内側には 鶴の鏝絵があしらわれた贅沢なものです。

 

 

 

 

 

土蔵内には 懐かしいものがいっぱい。

元々 この土蔵は 呉服を保管していた場所だと思いますが 現在は 中瀬邸に残っていたものと思われるものが展示されています。

 

 

 

こちらは 店内に置かれていた看板か 引札の様ですね。

 

 

 

 

琺瑯や木の看板

 

 

 

 

足袋の看板

 

 

 

もぐさや 生命保険会社の看板も・・・

 

 

 

珍しい円柱型の蠅帳も・・・。

 

 

 

店の奥は 奥座敷

客間に使われていたのでしょうね。

 

 

 

鴨居についていた橘の釘隠し とても素敵でした。

 

 

 

奥のスペースは 生活スペースだった場所でしょうか。

渡り廊下でつながっています。

 

 

 

 

渡り廊下は 船底天井の凝った造りのものでした。

 

 

 

奥の2部屋は 展示スペースになっています。

以前来た時には 鏝絵の道具が展示されていましたが

 

 

 

 

 

現在は1部屋が 松崎がロケ地になったドラマや映画の展示室

 

 

 

 

 

 

もう一部屋は 昭和レトロな道具の展示

 

 

 

 

おはじきやベーゴマ

 

 

 

アルマイトのお弁当箱

 

 

 

牛乳瓶

 

 

 

中身の入ったファンタやハイシー

 

 

 

高校生の頃 部活帰りに 今回の旅に同行した同級生と 毎日立ち寄っていたパン屋さんでジュースを飲んでいましたが ファンタやコーラは 高くて買えず 量が多くて安いチェリオを飲んでいたのを思い出します。

(画像はネットからお借りしました)

 

 

 

花柄の鍋やポット パン皿兼用の蓋つきトースター 実家でも使っていました

 

 

 

トースターは 箱に入ったままほとんど使われずに実家で見つかったので 現在も現役で働いています。

 

 

 

東京オリンピックの頃 一般庶民の家でも普及したチャンネル式テレビ

 

 

 

古い私のアルバムに このテレビより一つ前の型のテレビが映っている写真があります。

昭和35年の夏 私が生後8か月の時の写真です。

部屋の中央には ちゃぶ台があり テレビの向かい側が父の指定席でした。

 

 

 

懐かしいものにたくさん会える中瀬邸 面白いですよ