小田原板橋 朝倉邸へ | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

急遽決まった湘南キャンディーズでのランチ

行き先は 今年9月に開店し 気になっていた小田原板橋の薬膳喫茶KURA

 

ここは1932年(昭和7年)頃 左官屋の棟梁が自宅として建てた和洋折衷の朝倉邸をリノベーションしたお店です。

 

 

 

 

小田原板橋は 小田原城から箱根へ向かう途中にある地域。

あまり知られていませんが この辺りは江戸時代後期の旧東海道の面影が残る建築物や 伊藤博文や山形有朋など明治期の政治家 子爵などの別荘 神社仏閣が残り いつかゆっくりい歩いてみたいと思っていた地域です。

 

 

 

KURAの前には 建て直された消防の分署でしょうか

半鐘が掛けられている建物が・・・

 

 

 

その裏には 小さなお社も・・・

疫病除けの神 牛頭天王でした。

 

 

 

 

 

 

 

直ぐ近くには 昔ながらの和菓子屋さんがあり ガラスで反射した画像で見にくいですが ウインドーに古い和菓子の型や ガラスの器が飾られていました。

 

 

 

 

消防団の分署の先にあるのは TEA FACTORY 如春園

 

ここも噂で聞いていて 気になっていたお店。

築90年の古民家兼豆腐工房を紅茶工房に 元住居と従業員休憩室をカフェに改装しているお店です。

 

 

 

この日は 急遽決まったお出かけで 目的の薬膳喫茶KURAだけで帰ってきてしまいましたが 改めてゆっくり歩いてみたい地域です。

 

 

さてさて こちらが 元朝倉邸 薬膳喫茶KURA

 

 

 

隣には こんな古い蔵もあります。

 

 

 

 

玄関の前には 懐かしいものが・・・・・

 

 

 

 

玄関床のレトロタイル

 

 

 

明り取りの窓枠や照明が下がる天井の装飾も 元左官屋さんのお宅とあって 鏝の技術が施されています。

先月 松崎で 入江長八の鏝絵を見てきたばかりなので なおのこと興味深々

 

 

 

 

玄関隣の土間の空間には ベンチがあり ここはかつて来客も迎えられた場所だったかも・・・

 

 

 

土間を上がったスペースも素敵なな空間

 

 

 

 

 

店内に入るまでにも見どころがいっぱいですが カフェに使われている空間も目を見張る光景が広がります。

 

 

1階のカフェスペース

 

 

 

小さな空間に仕切られたテーブル席

 

 

 

押入れを改装したテーブル席の上は 神棚だった・・・?

 

 

 

 

その横は かつて仏壇だったようですね。

 

 

 

急な階段を昇った2階はコの字型の廊下に囲まれた和室が2つ。

 

 

 

 

 

テーブル席の家具は マスターが集めたこだわりのもの。

このテーブルセットは 120年前のものだそうです。

 

 

 

もう一つのテーブル席の椅子もマスターもお眼鏡にかなったものを 1つずつ揃えたとのこと。

なので 全ての椅子が違います。

 

 

 

おばあちゃんの家にあったような組木がはめ込まれた飾り窓や

 

 

 

 

床の間も 天井から下がったグリーンも 居心地の良さを演出します。

 

 

 

 

 

2人用 1人用の席が設けられたコの字型の廊下の空間は もっと素敵。

 

 

 

 

 

廊下の窓ガラス とてもレトロおしゃれです。

下矢印部分には まるで雪の結晶の様なガラスがはめ込まれ 見入ってしまいました。

 

 

 

 

廊下の中央には小さなドアが・・・・

このドアの外は バルコニー

 

 

 

 

 

今は建物の前が車通りになっていますが かつてのこの道は旧東海道

昔はバルコニーからどんな光景が見えたのでしょうね。

 

 

朝倉邸の建物は ランチやお茶をすると中を見学させていただけ 手が空いていれば色々なお話も伺えるので スタッフさんに一声かけて 食事中の方の迷惑にならないようご覧くださいね。

尚 店内は 資料的にも貴重な調度品や道具があるため 小さなお子さんは 椅子または膝の上に座っていただく様とのお願いもありますので マナーを守って来店したいですね。

 

とても美味しかった薬膳ランチは 次回改めてご紹介しますね。