the studio oiso と せいの家 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

裏山の散歩コースの途中に ご家族4人で陶芸家の岡村工房があり 毎年工房展に伺うのを楽しみにしています。

 

 

 

 

中でも 朝子さんの器が大好きで 毎年少しずつ作品を集めています。

 

 

 

 

 

 

先週も 長男家族が来た時に 朝子さんの器を使ったら お嫁ちゃんがすかさず目に止めて「この器 素敵ですね~~~」と・・・

それならばと この中からいくつか お嫁ちゃんにプレゼント。

 

 

毎年大磯うつわの日に 朝子さんも参加していますが 今年は 去年までの駅前の会場に名前はありません。

そういえば 朝子さん 今年になって独立し 新しい自分だけのアトリエを作ったと聞いていました。

さてさて 今年のうつわの日は アトリエからの参加かしら・・・?

ありました ありました。

やはり  去年までと違う場所 the  studio  oisoが会場です。

 

 

 

 

やっぱりここは見に行きたいと 昨日の最終日に 午後から行ってきました。

 

the  studio  oisoは 城山公園の山から続く小さな丘の上に残る築55年のアパートをリノベーションして作った新たなスペースでした。

 

 

 

2階は 民泊用にリノベーション

 

 

 

1階の一部屋は つくりて販売所 月のウタタネ

 

 

 

そして 壁を抜いてリノベーションした1階スペースが朝子さんのアトリエにと 素敵な空間が出来上がったようです。

 

 

 

the  studio  oisoは いつも道草里山ドライブで通っている道から ほんの少し脇道に入った斜面にひっそり佇んででいました。

こんな場所にこんな素敵な所があったなんて 全く知らなかった~~~

 

 

 

 

イチゴや大根の種まきが終わった斜面の上の畑には 朝子さんの陶の花

 

 

 

 

お庭では 日替わりのマルシェも開催中

 

 

 

 

 

さあ 早速中へお邪魔しましょう。

 

 

 

朝子さんのアトリエです

 

 

 

普段作陶されている空間の雰囲気を感じながら 出来上がったばかりの作品を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

朝子さんファンで会場内が込み合っていたので お隣のつくりて販売所 月のウタタネへ。

入り口右側には 小室さんの竹かご。

とても使い勝手が良さそうで お値段もお手頃 連れて帰ろうと思ったかごがありましたが 残念ながら 売約済のシール付き。

 

 

 

古道具が並んでいる入り口左側は 元お風呂場だったんですね。

とても面白い空間です。

 

 

 

キッチンだったコーナーには 古い箪笥を展示台に古道具

 

 

 

奥の部屋は 二十三屋(はたみや)さんのガラス作品

 

 

 

二十三屋さんは 小田原のかまぼこ通りにアトリエとショップがあるとのこと。

お話を伺いながら気が付きました。

二十三屋さんがある場所は 以前 度々通っていた 器・生活道具 日和さんお店があった場所。

日和さんが 子育てのため いったん実店舗をクローズした後 二十三屋さんがアトリエとして使っているんだそうです。

 

こちらが かつての日和さん

 

 

 

日和さんのオンラインショップです。

 

 

 

こちらは 展示中の二十三屋さんの作品です

古い民家の建具のガラスをカットして バーナーで焙ったあと 型に入れて作った小さなお皿

 

 

 

 

 

実は 実家をリフォームした時 浴室や作り付けの食器棚に使われていたガラス戸の再利用がすぐには思い浮かばず 一部はグルニエメメさんに引き取っていただき 2枚だけ保管しているんです。

 

 

 

 

そんな話を二十三屋さんにすると 古いガラスを持ち込めば お皿に再生してくださるとのこと。

保管中のガラス戸は まだまだ ガラス戸として使えるので 再生させる予定はないけれど 思い出いっぱいのガラスが こんな風に生まれ変わってっくれるのは嬉しいですね。

 

 

こちらのお皿も ガラス戸からの再生のもの

 

 

 

バーナーワークで作った マドラーや箸置き。

 

 

 

 

私も一つ お持ち帰りです。

 

 

 

二十三屋さん 今度小田原に行った時 一度行ってみようと思います。

 

 

 

 

the  studio  oisoも お皿に再生したガラス戸も 50年前 初めて一人暮らしをした時に住んだアパートそのもので タイムスリップしたような とても懐かしい空間でした。

次回 またイベントが開催されたら ゆっくり行ってみたいと思います。

 

 

そして今年のうつわの日の会場で もう1つ気になっていた場所にも行ってきました。

 

会場へ向かう途中 普段あまり通らない裏路地の丘の斜面で 枯れ草に埋もれるように こんな古い井戸に会いました。

子供の頃 よく通っていた場所なんですけど 全く知らずにいました。

大磯の路地裏 面白い~~

 

 

 

着いた場所は せいの家

 

 

 

せいの家は 実家裏の線路を超えてすぐの場所。

実家裏の線路には こんな鉄の扉がありますが(画像は 風遊花展の時に 会場の案内をしてくれた花月さんのブログからお借りしました) この扉がある場所は 昔 踏切がありました。

 

 

 

踏切が閉じられてから 線路向こうへ行くことはめっきり減りましたが 踏切を渡ると かつては両側に生け垣がしげる細い路地があり その先にあった幼馴染の家に遊びに行って 帰りが夕方になると 一人で歩くのがちょっと怖いような路地でした。

 

近年 この辺りも開発されて道は広がり 新しい家が立ち並び 住んでいた方たちの顔ぶれもすっかり変わりました。

せいの家も そんなお宅の一つです。

 

 

 

中へお邪魔すると 4年前にここに家を建てられ 画像の右側にガラス張りの陶芸工房 左側に見える リビングを兼ねた展示スペースを作られたとのこと。

 

 

 

大磯 うつわの日が始まって 今年で11回目。

すっかり町の大きなイベントとして定着し こうやって陶芸をされる方たちが移住され あちこちに陶芸工房が増えているようです。

 

 

お庭では 葉山のSorairoさんのっ和菓子も出店中

 

 

 

 

とてもきれいで美味しそうな和菓子 お持ち帰りさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

今回 うつわの日のイベントを回って感じたのですが 近年大磯は 移住される方が増え ちょっとおしゃれなお店や工房が増えています。

その分 古くからあったお店が消えていき 寂しさも感じていますが 古い建物をリノベーションして活用される姿も目に付きます

 

 

風遊花展の時 車を停めていただくコインパーキングの向かいにあった 風呂桶屋 桶文さん。

ここは 子供の頃 桧の風呂桶を店先で作っていたお店でしたが 時代の流れとともに風呂桶作りから 風呂設備のお店に変わり 今年の夏前に閉店しました。

空っぽになったお店の前を通るたび 寂しさを感じていましたが ここは 今月末に プラモデルやジオラマを愛するおじ様たちが お店をオープンされるそうで 只今準備が進んでいます。

 

 

時代の流れとともに変わりゆく生まれ育った町。

私もその姿を見つめながら スペース風遊花で ものつくりとお客様が繋がれる空間を

作っていきたいと改め感じています。