一昨日 今日のブログの下書きをしている時に間違えて 短時間公開してしまいました。
今日改めて アップしましたが 一昨日いいね!をくださった方 再度掲載になり ごめんなさい
相模薬師二一カ所御開帳を回っていてふと気がついた・・・
「そうだ今日はお釈迦様のお誕生日 花祭りの日だわ~~~」
残念ながら 御開帳をしているお寺では 花祭りの行事をしていなかったので 参拝の途中に 毎年行っているしだれ桜のお寺 蓮台寺に立ち寄りました。
垂れ桜はうっかり葉桜でしたが ソメイヨシノは 最後の力を振り絞り ハラハラと花吹雪を散らしていました。
蓮台寺では 本堂にいつもの花御堂が飾られていました。
10年くらい前までは 花祭りの日は 本堂内に 赤い毛氈が敷き詰められ 参拝者全員にお抹茶とお菓子が振る舞われ 賑やかな花祭りの行事が催されましたが 今ではその行事も無くなり ここ数年 おとずれる人も無く 寂しい花祭りになりました。
本堂奥の祭壇に祀られているのは 日蓮聖人座像。
日蓮聖人といえば 4年前の夏 同級生のユカちゃんと山梨旅に行った時 日蓮宗総本山の身延山久遠寺に行った時の大失敗を思い出します。
山頂にある本堂までは エレベーターがあるとガイドブックで下調べをしたのですが 車を停めた駐車場を間違って 杉木立を歩いた後 過酷な階段を昇ることに・・・・・
《菩提梯(ぼだいてい)》と呼ばれる急こう配のこの階段は 《南妙法蓮華経》の題目の7文字に合わせ 踊り場が設けられた7つのブロックで構成されている287段の階段。
たいした段数じゃ無いじゃないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが(私たちも最初はそう思いました) 近くで見ると 1段の高さが 普通に昇りやすい高さの倍近くあり まるでスクワットの様にして登る階段です。
階段下の看板には 心臓の弱い人や体力がない人は 脇道の坂道をゆっくり登るように書いてある・・・・。
名前の如く 本当に梯子のようなこの階段 途中でリタイアし 急勾配を下りるのは 1歩間違えれば 下まで真っ逆さまに転落する危険がいっぱいで 昇り始めたら 昇るしか選択肢がない地獄の階段でした。
身の程知らずで昇り始めたユカちゃんと私・・・・。
ただでさえ暑い盆地の山梨県 真夏の炎天下で 何度も階段の途中で手すりにつかまりながら座り込み 息も絶え絶え 昇りきりました。
昇った後に気づいたのですが 上の階段の画像をご覧になってもわかるように この階段を昇っている人 ほぼいません・・・・
帰り道は すっかりガタガタになった足を引きずって 迂回路の坂道を何度も転びそうになりながら 下りました。
そんなことを思い出しながら 椿の葉で飾られた花御堂のお釈迦様に甘茶を掛けて お参りしてきました。
そしてもう一つ 父の眠る菩提寺から10日前に届いたお知らせで 花祭りへのお誘いがありました。
毎年 お彼岸やお盆など 年に何回か お墓参りには行くのですが 春のお彼岸直後に開催される菩提寺の花祭りには 1度も行ったことがありません。
この日は 午後から開成町に行く予定もあったので 小田原市内にある菩提寺は ちょっと寄り道すれば住む場所です。
この日を逃したら おそらく今後わざわざ行く事は無いだろうと思い 玉手箱の準備もあるというのに 寄り道を決めました。
駐車場側の門で迎えてくれたのは 境内で咲く椿に囲まれた 誕生仏像。
何だかちょっと オリエンタルな雰囲気のお姿ですね。
花御堂は本堂の前に 用意されていました。
菩提寺は 境内に保育園もあるため 子供達も親しみやすいポスターも貼られています。
花御堂の周りには カラフルな花の環の飾り付け。
とてもきれいな花御堂です。
お釈迦様が産湯代わりの甘茶を浴びる水盤は 境内に咲く 馬酔木と椿で飾られていました。
開けられていた本堂にも参拝です。
普段 法事の時にお邪魔する本堂なので さすがにこの時は 本堂内の写真を撮るのははばかられたので 今回 そっと ご本尊の阿弥陀如来様のお姿を納めさせていただきました。
参拝後 花御堂の隣に置いてあった物に気がつきました。
お持帰り用の甘茶のティーバッグです。
春色のパッケージに入れられた甘茶を私もいただいてきました。
帰宅後 中を開けると小さなティーバッグが入っています。
これで5人分のお茶がいただけるのですね。
パッケージを見ると 京都の販売元でした。
調べてみたら この会社 仏具なども含め お寺の季節行事用品 事務用品などを扱うお寺御用達の会社で とても可愛い 花祭り用のグッズもたくさんあり 思わず買いたくなるようなきれいなお菓子も・・・・
こんなお寺の裏事情を覗くなんて 罰当たりかしら・・・・
いただいてきた甘茶ですが 普段口にすることは無く あまりよく知らないお茶の一つです。
甘茶は 日本の中部産地にまれに自生するユキノシタ科の低木で(ウリ科のアマチャヅルとは別の物) その葉を生薬として使いますが 市販品の甘茶の葉は 長野県で栽培されているそうです。
甘茶の歴史は新しく 江戸時代から日本特有の民間薬として用いられるようになったため 中国の生薬には名前が無いそうです。
薬としては 抗アレルギー作用や抗菌作用があり 民間療法としては 糖尿病患者の甘味代用や 胃弱・食欲不振・利尿・口臭除去の茶剤として使われるそうです。
いただいてきた甘茶は たっぷり5人分いただけるそうなので 王福寺でいただいたお薬師さまのお煎餅と一緒に 今回のご開帳の参拝をご一緒できなかった 花月さん くらちさんと 玉手箱の準備で集まった時に 御利益のお裾分けをしながら ありがた~~くいただこうと思います。
遅ればせながら お釈迦様 お誕生日おめでとうございます。
どうか 湘南キャンディーズが いつまでも若々しく元気で 楽しくものつくりライフを楽しめる様 守ってくださいね~~~~