追記あり 大磯海散歩 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

いつ降り出すかわからない雨続きの毎日で なかなか散歩に行く機会が無く過ごしていましたが 大磯のkiko  cafeに行ったついでに 海まで散歩。

いつもなら 海開きが行われ 海の家が並びんでいる北浜海岸へ行ってみました。

 

 

北浜海岸の入口で迎えてくれたのは 西湘バイパスの橋脚に描かれた ウミガメの絵

 

 

 

海水浴客でにぎわっているはずの浜に 人の姿は無く 

 

 

 

海の家が建っている所も草がいっぱい。

雨が続いているせいもありますが 誰もいない海 これが今夏の湘南の現状です。

 

 

 

 

 

人影が見えたのは 堤防の釣り人と

 

 

 

海水浴場の隅っこで監視をしているライフセーバーだけでした。

 

 

 

 

北浜海岸を歩いた後は 大磯港に足を延ばしました。

月一でたくさんのお客さんが集まる大磯市は 2月から開催が中止されたまま 会場となる広場も 閑散とし 工事車両だけが目立ちます。

 

 

 

 

 

大磯の灯台

 

 

 

広場の生垣で見つけたのは トベラ(上)とシャリンバイの実。

このトベラという木 初めて耳にした名前ですが 潮風や乾燥に強いため海辺の生垣などに使われることが多いそうな・・・・

 

 

 

 

広場前の漁協の建物は 老朽化のため建て替え工事中。

完成した時には にぎわい施設いう 道の駅的なものが併設されるらしいです。

 

 

 

町営プールも 今年は閉鎖。

 

 

 

子供用プールでくつろいでいるのは ドバトの群れでした。

 

 

 

プールの前に立っているのは照ヶ崎海岸に因んだ記念碑です。

軍医総監松本順が 国民の健康増進と 体力向上を図るため 海水浴を奨励し 自然豊かな大磯に有名な歌舞伎役者など大勢を連れ 診療所付きの旅館《禱龍館》に宿泊 照ヶ崎海岸で海水浴をさせ 明治18年に 大磯照ヶ崎海岸を海水浴発祥の地としました。

その当時の海水浴は 潮流で体に刺激を与え 海辺の空気を吸う事でした。 

今の様に泳ぐのではなく 岩場のところどころに差してある鉄棒につかまって 海水につかまっているだけの潮湯治だったのだそうです。

 

 

 

 

 

明治時代の大磯町町長の年俸が45円だったその当時 禱龍館(祷龍館)の建築予算は 8000円(現在の16億円)。

そのうち 2000円を館主が負担 残り6000円を ひと口200円で 会員を募ったそうです。

会員になると 家族も含め 無料で禱龍館の部屋を借りられ 病気の時には 薬代だけの支払いで 医師の診察を受けることが出来 日本料理や西洋料理を安く食べることが出来たそうな・・・。

ちなみに その会員は33名 財閥の安田善次郎や 新1万円札の肖像になる 渋沢栄一など そうそうたるメンバーだったとか・・・。

(大磯町HPを参考にしました)

 

 

ここが 日本の海水浴場発祥の地 照ヶ崎。

 

 

 

 

西側に続くのが こゆるぎの浜

 

 

 

照ヶ崎は 砂浜の向こうが 急激に深くなっていたり 岩場が広がるため 現在は 遊泳禁止の海岸です。

子供の頃は この磯で よくカニや貝を採って遊びました。

この日は 一組の親子が磯遊び中。

潮が満ち始めていましたが 無事に浜に戻れたかしら・・・・

 

 

 

この照ヶ崎には 春から秋にかけ 朝夕 丹沢山系から天然記念物のアオバト(リンクあり)が 海水を飲みにやってきます。

大磯のゆるキャラ あおみちゃん あおべえもアオバトがモデルです。

 

 

 

うんがよければ こんなアオバトたちに会えるそうです。

(画像は 大磯町の観光パンフレットからお借りしました)

 

 

 

 

 

長年大磯に住みながら 実際のアオバトって見たことがなかったのですが 朝夕飛んでくるアオバトが この日はお昼過ぎの時間だというのに 海の上を旋回し 沖の岩場に降り立ちました。

もちろん 写真は撮りましたよ~~~!

でもね 私のチャチなデジカメじゃ ○の中のゴマ粒アオバトしか撮れませんでしたえーん

 

 

 

 

鳴き声をあげながら海の上を飛ぶカモメの姿も これが精いっぱいガーン

 

 

 

遠くの漁船も 急下降してきた飛行機もこんな写真しか撮れませんでした

サマージャンボが当たったら 性能の良いカメラを買おうっとビックリマーク

 

 

 

 

それにしても 低い所を 海に落ちるのかと思うほど急下降したり 急上昇して行った不思議な形のこの飛行機 いったいどこの飛行機かしら・・・はてなマーク

 

 

 

雨の合間を縫って歩いた久しぶりの大磯の海でした。

 

追記:大磯町の観光協会のFBを見ていたら こんな写真を見つけました。

    河野大臣が使っているのは 大磯の照ヶ崎手ぬぐいで作ったマスクでした(リンクあり)