新型コロナウイルスの影響が出ている中で2020年8月の宮城県への旅行と題して旅行に出掛ける事になりました。 2020年は3月に引っ越しをした関係で夏ダイヤの発売日の時期に航空券を手配する事が出来なかったのと、予算的な面で青春18きっぷを利用しての旅行をする事にしましたが5回分の物になっていたと言う事で、一部の移動ではそれを活用する事にして旅行の全体での費用を抑える事にしました。
幸運にもGo Toトラベルキャンペーンが実施されると言う事でその恩恵も受ける事にしました。 Go Toトラベルキャンペーンの恩恵を受ける事が出来ると言う事で宮城県の温泉地への訪問が出来ると言う話になりましたがこの時には作並温泉の宿泊施設を予約する事にしました。
4泊5日での久しぶりに規模の大きな旅行になりましたがその行程の一つとして片倉家中武家屋敷を見物したと言う事でその事を書かせて頂こうと思います。 この時には夫との旅行になりますが、夏の時期での温泉旅行であると言う事で緊急事態宣言が明けてからの宮城県に出掛けてまいりました。 温泉の癒しを求める事と史跡巡りをする事が主目的の旅行になりますが、レンタカー無し、公共交通機関を利用しての旅行ですので参考になればと言う思いがあります。
前回の記事はこちらになります。
白石城に向かって歩いていましたが、道の途中で片倉家中武家屋敷に向かう案内の矢印がありましたので、矢印に沿うがままに歩いていると江戸時代の武家屋敷が現れてまいりました。 こちらの武家屋敷こそが片倉家中武家屋敷ですが、中に入る為には入館料を支払わないと行けないので案内所で入館料を払う事になりました。
観光スポットの概要
スポット名:片倉家中武家屋敷
訪問日:2020年8月8日
時間:12:10→12:25
片倉家中武家屋敷の門になります。 こじんまりとした武家屋敷の門ですが、こちらの門を潜って入る事になりました。 こちらの場所に来たのが2003年以来ですのでほぼ17年振りの訪問になります。
門を潜ると木々に囲まれた道に沿って武家屋敷に入る事になります。 スマートフォンのカメラ機能の超広角モードで撮影する事にしました。 スマートフォンのカメラの超広角モードを意識的に使用する事は少ないのですが使ってみると便利な物に感じました。
道に植えられている木になります。 人の手によって整えられたのか周りを柵で覆って植えられています。 柵の手作り感が良い雰囲気を出しています。 丁寧に整備されている空間が流石はと感じさせられました。
こちらにも人の手によって整えられた木が植えられています。 木を見る限りではつつじの木にも見えなくもない状態で、時期的に花が咲いていないのですが、花が咲いているような季節に訪問をしたらまた違った魅力が出ていたのかなと思いました。
武家屋敷の建物の入口になります。 建物の外観は意外にも質素な感じがしていて、武家が質実剛健だから見た目が質素であるのかなと思いました。 この点では近代の財閥の屋敷とは違う物があると感じさせられます。
武家屋敷の入口を通って一度、裏口に行ってから建物を撮影しました。 武家屋敷の建物の全体はこのような感じになっています。 流石は超広角モードでの撮影になりますので1枚の構図に全てが収まりきると言いますかそのような感じです。
武家屋敷の建物の内部になります。 このような感じで靴を脱いで自由に上がる事が出来るようになっています。 この時点で他の観光客の方と一緒になったと言う事が無かっただけにそれだけ新型コロナウイルスの影響が出て観光の自粛が言われていたのかなと思いました。
時期的に七夕なのか、七夕飾りが置かれていました。 七夕の時期が7月では無く8月であると言うのが東日本の特徴なのかもしれないですね。 私の幼少期では東北地方では8月にどうして七夕飾りが飾られるのかなと疑問に感じていました。
台所になります。 流し台のような作りの家具の上には脚の付いた盆が何段にも重ねられています。 脚の付いた盆は来客時のおもてなし用の設定での物でしょうか。 昭和時代までの旅館の宴会場の席と言われるとこのような物が置かれていたと言う印象があります。
囲炉裏になります。 寒冷地の建物らしく暖を取る事が出来る空間が作られています。 囲炉裏のあるような寒冷地の温泉旅館には昔はかなり憧れていた事がありました。 私の出身地が温暖地であると言う事で寒冷地の建物が珍しくもあって羨ましくもあったと言うのがあります。
囲炉裏を低い角度から撮影しました。 床面と座布団の存在が大きく感じます。 人物の写真ではこのような低い角度からの写真は下膨れになってしまうのですが、風景写真では味が出て来て良い雰囲気の写真に仕上がって来ます。
照明になります。 江戸時代の行灯を意識してなのか、柔らかい光になっています。 柔らかい光とありますが、私が以前に訪問をした2003年の当時ではLEDではない電球が用いられていたと思いますが、現在ではこのような光の色もLEDで表現出来るようになったのが技術の進歩を感じます。
床の間のある部屋になります。 こうして見ていると高級旅館の客室のようにも見えて来ます。 高級旅館の離れの座敷がこのような雰囲気と言いますか、平成時代の旅番組では良く紹介されていましたが落ち着いた空間の客室に何時かは宿泊してみたいと思いましたね。
先程の部屋から外に向けて撮影しました。 和の設えに緑の風景と言うのが高級旅館の窓の風景と重なる所が出て来ます。 額縁風景と呼ばれる風景写真ですがスマートフォンで撮影をすると露出の具合が自動で調整されるのでこの点では今時の機材であるのかなと思いました。
庭に向けて撮影しました。 規模としては小さな物ですが、江戸時代の武家屋敷がそのまま残されていて見応えのある物に感じられました。 庭の写真だけを見ているとあたかも京都の寺院の庭園を撮影しているような雰囲気に見せられる所がありますね。
宮城県は2011年に東日本大震災がありましたが、それからある程度の復興がされてこのような武家屋敷の建物も保存されてその姿が今に伝えていると言うのが感じさせられました。 この時には荷物を最小限度にしたかった事もあって撮影はスマートフォンを使用しましたが、デジカメで撮影をしていたらまた雰囲気も違っていたのかなと思いました。
こちらの建物は武家屋敷ですが古い時代の建物の風景は何時までも残して行きたいと日本の古い建築物には改めて敬意を感じる次第です。 2003年以来、約17年振りの訪問となった片倉家中武家屋敷を見終わってからは、再度、白石城に向けて歩いて行くのでありました。
次回の記事はこちらになります。