再度超大株化したセッコクが満開❗ 過去写真を添えて懸垂式栽培の長年の経験値大放出 | 和み処 のぉ~んびりと…

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人知が及ばない大自然、旅で知るプチ新発見、多様な趣味・関心事…をエネルギーに、チョコッと味付けした話題を綴れれば…

和蘭の「セッコク ’宇宙’を、もう何十年も前から、ずぅ~っとぶら下げ方式の栽培法で育てています。

 

これがむかぁ~し、昔…の花姿です。もう20年も昔になりました。

 

2003年春

この頃のセッコクが10年後には…

 2013年の状態 

どうです? スゴイ…でしょ?

セッコクの小苗を植え付けてから10年以上も自然任せだった小株が繁殖し続けた結果、2013年頃には、株の直径が約50cmと大株化して、生長スペースがなくなり枯死寸前にまで衰弱しました。

 

2013年夏

 

直径約50cmの大株だが、葉がほぼ皆無…

中心部にはメッシュ状のプラ円筒を使用

 

密集したバルブだがほとんど役目を終えた状態ばかり…

 

元気な芽もひ弱な芽も散見

 

でも、なかなか植え替える気力が湧かず、さらに2年経過…

 

 

 前回の植え替え直後の状態 

株全体がもはや絶滅寸前…の瀕死状態にまで追い込まれて、ようやく植え替え作業を始めたのが2014年…だった。

その時元気に生長できそうな芽がわずか15芽ほど…

その一方で、すごく増えたがもう廃棄せざるを得ない枯死バルブをプランター内に並べてみたら、その多さにビックリ…

生き残ろうと古バルブから出た高芽の根っこが株元まで届かず、枯死して乾燥した親バルブからの水分補充も望めず、空中に浮いた状態の高芽だらけとなり、衰弱の主原因は慢性化した水不足…は一目瞭然だった。

 

2014年秋

プランターに入れた廃棄処分予定のバルブ

その多さにビックリ…

 

植え替え用にと選り分けた苗は15芽ほど…

1年後

 

      2015年6月        2015年秋……左上:花が結実していますねぇ…

 

僅かに生き延びた芽を植え直した9年後には…

 

 2023年開花の状態 

2015年に植え替えを完了して再び増殖し始めたのが現在の株です。再び大株化して、現在、多くの花が咲き、見事な花姿を見せています。

 

 (6日後) 

        4月下旬                       5月上旬

 

セッコク '宇宙'

 

2023年5月上~中旬

5月

またまた大株化しています

 

 

他方、小さな高芽が目立つようになり、空中にぶら下がった状態の苗が増えました。

繁殖スペースの余力が無くなり、一部の芽は枯死したり衰弱が始まっていて、確実に植え替え時期に突入しています。

まだ多くの芽が生長期で元気そうなので、今回はなるべく早く植え替えなくては…と感じています。

 

 

植え替えようと…

現在用いている容器は、細い角材で組み上げた四角い枠組みですが、上下方向に増やせられないので、使用耐用期間が10年足らず…でした。

2015年植え替え時まで使っていたメッシュ状のプラ円筒は縦型使用で上下への繁殖が可能で、水平使用では360℃ぐるりと繁殖可能なので植え替え期間が少なくとも10年以上は植え替え不要です。

今回の植え替え時には、メッシュ状プラ円筒を再度使用するつもりです。懸垂を縦型にするか、横型にするか…は未定ですが。

作業は、花後の梅雨期?かなぁ…

他にも植え替え待ちの盆栽、草花、果樹等多数の鉢が順番待ち状態…なのがネックになりそうです。

ランだけでも、このセッコク以上に植え替え待ちの瀕死状態の株等がまだまだあるので…

 

メッシュ状プラ円筒の使用例

用土代わりの資材もいろいろ使います。

植え付ける植物は、多湿を好まず、乾燥気味を好む植物がお勧めです。

施肥は、生長期の約1ヶ月前頃に粒状の緩効性化学肥料数個を円筒上部に置くだけ。追肥は不要。

水平使用の場合には、円筒両端を針金で粗く塞ぎ、上面を切り開いて植え付けます。

匍匐的に増える植物に向いています。

メッシュ状プラ円筒本来の用途:トユへの枯葉混入防止、土中に埋めて排水性改良。