2023年5月6日(土)は、二十四節季の一つ「立夏」でした。
暦の上では夏に突入…
里山の山肌は多彩な萌葱色に染まっています。
この多彩な色調の若葉で包まれたミドリ色に染まる原風景が日本の色…
一年を通じて豊かな緑色に包まれている日本列島…
桜色に染まる春の風景も素晴らしい…
カラフルな紅葉、黄葉に染まる秋の風景も素晴らしい…
それらに匹敵するほどに初夏の新緑風景がまた素晴らしい…
これまでに欧州、アフリカ、中東、アジア、北米、豪州…各国を旅していつも感じるコトは、日本ほど四季のメリハリが明確でミドリ豊かな地域は世界広しといえどもホントに珍しい…というコト。
この時期のMy Garden も、草花類の生長で、地面が見えないほどにミドリに覆われてきました。
庭の花々は主役、脇役の花々がゆっくりと入れ替わりながらも、現在も開花品種数が60品種台をキープしています(色違いはノーカウント)。
そんな中で、周りの植物が元気よく芽吹き、花を咲かせ初める時期になっても、毎年、枯れた…かな?とヤキモキさせられる植物があります。
それが「ナツメ」。
他の植物が芽吹き、花を咲かせる春を過ぎ、初夏を迎える頃にようやく芽吹き始める植物です。
故に、夏に芽吹く植物だから「夏芽」、つまり「ナツメ」と言う名の果樹…
「ナツメ」
今年もようやく芽吹き始めました。
でも、一部の細枝は枯れたよう…
枯れた?枝はカミキリムシに樹皮を大きく囓り取られた枝で、今冬は越冬出来なかったようです。
我家では、このナツメと柑橘類がカミキリムシの好物らしいですね。
注意していても手遅れになってしまう場合もあるンです。
「ナツメ」
見頃の時期を過ぎ、そろそろ見納めの時期になりましたが、今年も懸崖仕立ての「ヒラドツツジ」が見事に咲いてくれました。
「ヒラドツツジ」
そろそろ見頃…になってきたのがこの「ルピナス」…
他の色違い種はまだ花色が定かではないのですが…
今年は、例年以上に太くて草丈がある元気いっぱいの花姿を見せてくれました。
「ルピナス」
好天の午後になると、大型の平鉢の中では「三時草」が黄色に染まります。
「三時草」
道路に面したガレージシャッターが、散歩中のワンちゃん達の臭い付け立ちションで錆びて取り替えて以来、立ちション被害防止を兼ねて大きな鉢植えを入口の左右に一鉢ずつ置いています。
その内の一鉢には「チェリーセージ」と「シロミミナグサ」を混植しています。
この大鉢はもう2,30年も植えっ放しで、置きっ放しかと…
「チェリーセージ」は時々サイズダウンするかのように主幹が枯れたりしますが、それでも今年も花を咲かせています。
赤:「チェリーセージ」
白:「シロミミナグサ」
リビング窓際の花壇では、咲き終わった「チューリップ」が隠れるほどにこぼれ種からの自然発芽苗の「ハナビシソウ」が一面に広がっていましたが、丁度今が見頃だけど一部の残して大きく撤去しました。
今年も「ゴーヤ」を植えて、グリーンカーテンを超えるほどのグリーン小屋を造るための準備です。
毎年、幅約2間×奥約1間×高さ約1間サイズの『ゴーヤ小屋』に仕立てます。
夏場には、地面からの照り返しの放射熱が随分和らぎ、効果抜群…♪なのですよね。道路からの視線を遮るので窓もカーテンも開けっ放しでOK。室内は快適です。
ずぅーっと以前に、大きな甘柿の樹に沿わせるように数本のゴーヤを植えたら、繁ったゴーヤで柿の樹がほぼ覆い尽くされ、これを2,3年続けると日陰状態となった柿の木の樹勢がガクンと落ちたのでこの手抜き法を断念し、以降はこのゴーヤ小屋を造っています。
毎年感じさせられるコトですが、ゴーヤの生長力はスゴイ…ですよ。親ツルが小ツルを伸ばし、更に孫ツル、ひ孫ツル…と秋が深まる頃まで生長し続けるンです。なのでこの小屋サイズでは小型すぎて、天井部や側面では何層にもツルが重なります。繁り過ぎたら葉の摘除も大切な手入れ作業です。
早速、今年もゴーヤを4株植えました。
ゴーヤの生長を見ながら、早めに必要な支柱を組み上げていきます。
5月はグリーンカーテン状に、6月になればグリーン小屋風に仕上がっていくでしょう。
この花壇に隣接した狭いスペースには各色混合の「スイートピー」の種を蒔き、4月末頃からポツリ、ポツリと咲き始めました。
現在、ピンク、赤、白、紫、薄紫、濃赤紫の六色を確認。
「スイートピー」
植えっ放しのプランター内では、各色の「ジャーマンアイリス」が咲き競っています。
「ジャーマンアイリス」
またまた長くなってきたので、今回はこの辺りでストップします。
そうそう…、今年花数が少ない品種が数種ありました。
咲き始めた赤花種と白花種の「エゴノキ」、まだツボミの「更紗ウツギ」や一部の「ヤマアジサイ」、まだ開花していないけれど花芽が確認できる「富有柿」…
これらは昨年にはとても見事な咲きっぷりだったのですがちょっぴり残念…
今年、他の草木では驚くほどに花数が多かった種も多かったのですがねぇ…
長年経験を積んできても、花々のご機嫌取りの方法には免許皆伝は無さそうです。