今回は擁壁付物件購入前セカンドオピニオンというより、自宅の擁壁についてのご相談。ズバリ「崩落」した擁壁のご相談です。

 

崩落後の「横」をよく見ると、隣の間知石とは違う「なくただのブロック」です。つまり一般ブロックを間知石のように「斜めに」積みあげた擁壁です。

 

たしかに斜めに積むことで多少、土圧を受け止められる様態とはなっていますが、

やはりそこはただのコンクリートブロック。段数も5段以上積んでいるとこのように崩落するはほぼ「必然」といえます。

 

今年(2026年)は本当にこのような擁壁崩落が多く、私だけでも、一般個人宅で「うちの裏の擁壁が崩れた」ご相談頂いた件数、4件ありました。

ということは全国でいえばその数倍の崩落現場があったはずです。

 

危険性を計る第1歩は「その擁壁の種別」。

何の、どの擁壁が崩落倒壊しやすいのか。そこを知っておくことからスタートです。

 

 

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今回は中古住宅購入検討されている方からのご相談。

 

住宅には画像のように築浅のRC擁壁が造られています。

 

ところが、クラックが・・・

 

これは経年劣化でしょうか?施工不良でしょうか?

 

答えは「施工不良」。

当然です。築浅ですから。

 

たしかに水抜き穴はありますし、規定通りの底版(アルファベットの「L」の字のように、縦の擁壁と横にも長いベース)もあるようですし、なにより役所から許認可検査済証明も受けています。

 

ところが築後数年でこのような不具合が発生し、さらにその原因が施工不良。

こんな擁壁でも検査済証明は発行されるんです。

 

今回の教訓。

 

「役所からの検査済証明は信用するな!」

 

 

今回は静岡県にて、既存擁壁上に建物を建てる方(建て替え)から擁壁アドバイス・コンサルティングご依頼をいただきました。

 

擁壁は間知石擁壁。

 

 

高さ約5mの既存間知石擁壁。

ただしこの擁壁には検査済証が発行されていません。

土地面積は約40坪で、わりと目いっぱいに建物を建築する予定のようでした。

 

擁壁に検査済証が発行されているかどうかで実は上の建築が大きく影響左右されます。

影響される要素は、ズバリ「建物の配置」です。

 

原則は検査済証が発行されていない場合、擁壁から一定距離「離して」の建物配置となります。

ただそれでは土地面積が狭小だとそもそも建築できる面積が無くなる場合があり、建築主は困ります。

そこで役所は救済策を出していて、住宅建築側で「然るべき工事」を行えば、もっと擁壁に近づけて建物を配置していいという許可条件です。

そこでご依頼者にはその然るべき施工の具体的例をお伝えしました。

 

もう一つお伝えした点はこの既存擁壁の「今発生している不具合」と「間知石特有の将来的リスク」。

これから長く保持するこの擁壁ではどんな不具合発生が想定され、どんな対策がとれるのか、またその場合の費用感は?

このあたりもしっかりと説明させて頂きました。

 

【相談方法】ZOOM

【説明時間】約2時間