NYに嫁いだ友達の旦那さんが、LAに出張で来ることになり、5年ぶりに会うこととなった。そしたら去年セドナに一緒に行った友達もアトランタからやって来ることとなり、不思議なメンツでLAで集合。二人とも最初に会ったのは日本なのに、人生って本当に不思議だ。土曜日どうする?どこ行く?となったので、ワーナー・ブラザーズのスタジオツアーに行くことにした。
ワーナー・ブラザーズスタジオはバーバンクにある。この辺りは制作会社関係が多いようで、そういえば子供の頃毎日見ていたカートゥーンネットワークもバーバンクにある。
駐車場15ドル、ツアー料金一人68ドル。それなりにするので、友達とじゃなかったらこういうのはなかなか行かない。というか行く踏ん切りがつかない。さっそくバッグスバニーとダフィーダックがお迎えで、この辺りからテンションが上がりだす。実際のツアーは15人程のカートに乗せられて回るのだが、広大な敷地の中にNY、シカゴ、SFなどセットがあり、ここで数々の映画が撮られたと思うと圧巻だ。
(写真は「フルハウス」のセット。わざわざSFまで行くのが面倒くさくなったので敷地内に作ってしまったらしい)
私たちのガイドを担当したニコールはNY出身で、数年前にLAに引っ越してきたのだという。テーマパークや夢の国にいても、そこで働く人の待遇を考えてしまう辺り、もう自分には子供のような純粋さが失われてしまったように思う。日本の友達がかつてTBSで働いていたのだが、日々の激務とクレイジーな勤務の内情(事務所に住んでいる人がいる、家に帰ないのでアパートを解約した人など)を聞くと、月並みな言葉だが好きじゃないとやっていられない仕事なんだな、と思った。このセットではスパイダーマン、ここではジュラシックパークが撮影されて...と説明してくれたニコールも、きっとそんな情熱を胸にハリウッドのエンターテインメント業界で働いているのだろうか。
(「フレンズ」のセットと脚本。あいにくフレンズは見ていないのでありがたみがわからなかった)
日本のTV局もそうだが、ハリウッドで仕事を得るにはコネがとても大切で、過酷な無給のインターンを経てキャリアの階段を一段ずつ登っていくのだそうだ。好きだったらそれでも頑張れるのだろうか。よく働きよく遊ぶ、21連勤してそのまま夜はクラブへ、というエネルギッシュなライフスタイルには憧れるが、自分にはとても出来ないとも思う。
実は現在鬱期間の最中なので、メールの返信をするにも2倍のエネルギーがいる。
そんな時は特に、エネルギッシュな人たちがうらやましく思える。私の場合たまに訪れる一週間の躁状態がそれにあたるのだが、あの状態が続けば、私の人生は色々変わっていたのかな...と妄想することもある。だがしかし、自分を30年以上やっていると、いい加減そんな妄想にも飽きてくる。生まれ持った自分で生きていくしかないことには、ここ数年でようやく気付いた。

ルーニーテューンズとか、原始家族フリントストーンとか、中学生の頃は毎日見ていた。
実際のセル画を前に、何とも言えない懐かしさが込み上げてくる。友達が多くなかったので、帰宅して夕ご飯までやることといえばもっぱらカートゥーンネットワークを見ることだった。今思えば、あの頃から漠然とアメリカに憧れがあったのかもしれない。
2年後にそれが叶うとは微塵も思っていなかったけれど、少なくとも私はあの頃より幸せだ。執着すれば、夢は叶うことを身をもって知ったのだ。
だからあの頃の自分に何か言えるとしたら、「大丈夫だよ」と言ってやりたい。
そして多分今から10年後の自分も、今頃きっと私に「大丈夫だよ」と言っているのだろう。
人生は続く。それでも明日は来る。
明日が来るなら、いずれ立ち上がれる日も来る。
In three words I can sum up everything I’ve learned about life: it goes on.
人生で学んだすべてを私は3語にまとめられる。それは「何があっても人生には続きがある」ということだ。
- Robert Frost (ロバート・フロスト)





