2012年2月11日:ストップ結核パートナーシップ関西 国際セミナー
~世界から日本、大阪の結核を考える~へ足を運んできました。
今回は、世界の結核への取り組みと国際的な視点から、また大阪の結核問題のローカルな視点からなど様々な立場からの発表に、まだまだ結核は私たちの生活に身近な病気であると痛感しました。
また、ここ大阪は日本国内でもとても罹患率が高く、
大阪のあいりん地区においては、南アフリカ、ジンバブエに次ぐ罹患率と深刻な状況が続いています。
結核は、途上国だけの問題のみならず、
この日本でも、まだまだ深刻な問題として取り組んでいく必要があると感じています。
私たち、NGO Future Codeも今夏に、
「ハイチ 呼吸器疾患における人材育成プログラム」を実施します。
これは2011年5月にハイチを渡航した際に、ハイチ地震後に結核に対する取り組みがされていない現状を目の当たりにしたことから企画したものです。
2010年のハイチ地震後、いまだ現地では結核の重篤患者を療養する施設がほとんどなく
簡易テントの中でただベッドに寝かせただけの状況が続いていることから、現在もまた日本政府をはじめ、各団体が勢力をつくし支援を続けています。
そのため、本夏にハイチ人医師を日本に招聘し、
兵庫医科大学で呼吸器疾患の教育プログラムを実施、神戸市保健所との連携により、先進国である日本の結核感染症の関西や、神戸のなくならない結核の現状を体感するといったプログラムも同時に実施する予定です。
今回のプログラムの大きな目的としては、ただ単にハイチ人医師が医療を勉強する、というだけのものでなく、現在のハイチの結核の現状から、現実的にどのような改善を目指すのか、その具体的な目標モデルをハイチ人医師たちに見いだしてほしいという想いも込められています。
また結核事業に対しては、大阪や神戸の結核の問題を含め、ハイチの結核症に対しても包括的に取り組むことができればと想います。
2012年6月~7月
「ハイチ呼吸器疾患における人材育成プロジェクト」で、ハイチ人医師3名を神戸に招きます!!
Future Code「世界中の医療に未来への鍵を」
関西と、ハイチの結核問題へ、解決の扉が開きますように。
「Future Code」http://future-code.org/report.html