先日、看護師らに筆記と基本技術の試験を行いましたが、それぞれができなかった部分を明確に知り、そこを改善するための試験ですので、試験をやりっぱなしではなく解説こそが重要。
と言うわけで試験問題で特に重要な点や、正答率が低い問題の解説のため、さらにレクチャーを行いました。
私たちが提供しているレクチャーの知識は「仕事にすぐに生かせる知識」にできるだけ絞り、出来るだけイメージを持ってもらえるように、レクチャーの中で知識をどう使うかを実演して見せます。
この病院で過去に行われてきた、彼らで行っていた時代のレクチャーを見て感じることは、文字だけのプリントによる座学であるため、講師たちもうまく知識を現場でどう使うのかをイメージとして伝えきれず、レクチャーを受けている生徒側も試験のための文字の暗記はしているものの、実際の業務に知識を使うというイメージが極めてしにくいという事でした。
やはり医療の知識を現場に生かすためには、実際に手を動かすことが大切です。
特に、技術を頭で知っているだけでは知識は役に立ちません。
ひとつひとつの動作にも慣れていなければ、たとえ何をするべきかを分かっていてもなかなかうまく緊急時に対応できません。
技術トレーニングも人形を使い、まずは全員に、少なくとも一度は上手く自分の力で出来るまで手を動かします。
もちろん、試験は終了していることから、彼らにとっても気になるのは試験の結果であって、決してモチベーションが高まっている状況ではなかったのかもしれませんが、それでも若い看護師たちが何とか上手く技術を習得しようと頑張っている姿には、私たちもまた励まされます。
またこれからの計画をこの1年半の経験から、さらにより良いものにできるよう、努力したいと思います。