初登場、古賀です。
2月24日、神戸市保健所予防衛生課に出向き、「ハイチ呼吸器疾患における人材育成プログラム」の打ち合わせと、保健所長をはじめお世話になる部署の関係者の方々への挨拶、そして、実際に健康診断を見学させていただく等の機会を得ました。
今回改めて、日本の行政における結核への取り組みを勉強させていただき、途上国の現状を知っている私にとっては、日本の制度の素晴らしさに恵まれていると思う反面、日本は日本なりの課題があるのだという思いと、途上国と共通する課題もあるのだと気付きました。
神戸市の中でも歴史的に罹患率の高い中央区、兵庫区、長田区における簡易宿泊所での結核検診は、ハイチ人医師達も興味を持って、そして自分達の国でも具体化しやすいのでは、と期待しているところです。
今回、保健所に出向き、「こんなことを聞いたら彼らはどう思うだろう」とか「こんなことまで日本はしてるのか、とびっくりしないかな」などと勝手にイメージが膨らみ、ハイチ人医師達が来るのがすごく楽しみになりました。彼らが日本で習得した技術・知識が、彼らの国の発展に繋がることを思うと、こちらもよりよいプログラムを考えていかなければいけないな、とテンションがあがります。
今回のプログラムを実行するにあたり、神戸市保健所の多大なる協力をいただいて、本当に感謝しております。忙しかったり、物事がうまくいかない時は、ついつい感謝の気持ちを忘れがちですが、常に感謝の気持ちを持ちつつ、人に接していきたいなと思います。
古賀順子