ハイチ シグノ仮設病院 患者の直面する現実 | 国際支援団体•認定NPO法人 Future Code

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国際医療支援団体であり、医療の届かない場所に医療を届ける活動を基本として教育、貧困、公衆衛生など様々な途上国の問題に対し、日本人として何ができるのかを考え、行動を続けています。支援事業は農業/食糧支援、ソーシャルビジネスによる雇用創出等、多岐にわたります。

日本政府によるハイチ レオガンシグノ病院の再建が進む中、結核治療にレントゲンを導入すべく、仮設シグノ病院で活動を行っております。

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          写真:状態が悪く、入院する患者が他病院で撮り持参してきたレントゲンを診断

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          写真:入院患者の状態を把握するため仮設病棟を巡回

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          写真:入院病棟 (掲載写真は許可を得て撮影)

何も医療器材が無い中ではありますが、何らかの症状のある多くの住民が医師に診てもらうため日々来院しています。

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          写真:診療を待つ患者


結核と診断され、状態の悪い患者は仮設病棟に入院し、投薬治療が行われています。入院患者の状態は非常に悪く、やはり悪化する前に、簡便にレントゲン検査ができる環境がどうしてもここに必要であることを改めて痛感しました。

それに加えて、治療内容以前に、低栄養状態の患者が目立つため、食事についても調査した結果、ほとんどの一日の食事内容としては、朝は軽食(バナナ等)のみ、夕方には一杯の米のみが食事でありました。

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以前より病院の経営は困窮しておりましたが、現在この食事ですら継続が困難な状況にあります。シスター須藤昭子先生と相談し、緊急事態と考えられたため、今回、予定にはなかったのですが、Future Codeの活動として患者のための食糧購入を行いました。

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私たちができることには確かに限りもありますが、それでも少しでも防ぐことのできる死を防ぐため、活動を継続していきたいと思います。

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       写真:建設中のレオガン シグノ病院前にてシスター須藤昭子先生、シスターエヴリンと共に