ハイチには孤児院がいくつも点在しています。
地震の影響で孤児となった子どもだけでなく、経済的な困窮から子どもが育てられないことも原因です。
慢性的な食糧不足が問題になっており、孤児たちの栄養状態も危惧されます。
まずは食べるということが困難である現状の中、食糧と栄養を少しでも改善することで、科学的に証明は困難としても、少しでも免疫力の強化、病気を追い払う力につながればとの想いがあり、このプロジェクトは企画、開始されました。
「みらいはゆめいろ」絵画展で夢を描いてくれた孤児たちに、日本全国から募金いただいたお金を使用し、この孤児院のニーズである鶏を購入することに充てさせていただきました。
皆様から多くのお気持ちをいただきましたこと、誠に感謝申し上げます。
この首都近郊都市の孤児院に90羽の鶏を購入ました。
これから10ヶ月から14ヶ月ほどは卵を産んでくれるようです。
卵もこれから孤児たちの食事に取り入れられます。栄養が少し改善されるだけでなく、少しでも食事の喜びが、より孤児たちにとって大きくなれば幸いです。
また鶏を育て、卵をもらうという、飼育していく過程も大切な経験となればと思います。
この孤児院では孤児の数が前回調査時よりも30人ほど増え、130人あまりとなっていました。
実はこの近くの孤児院の管理者が亡くなってしまい、孤児たちを受け入れることになったそうです。
そのため、以前より食糧がない中ではありましたが、さらに困窮した状況になっていました。
しかしながら、全てを満たすことはもちろんできませんが、日本の皆様のお気持ちを届けることができたようにも思います。
今後、この孤児院では私たちも定期的なフォローを行い、鶏の飼育状況なども観察しながら、また可能な限り多くの孤児院に対して寄与できるよう、次のステップを目指して活動を継続してまいります。
今後ともご支援、ご声援、どうぞ宜しくお願い申し上げます。