ハイチの日本PKO撤退 NGOの役割とは 防衛省とミーティング | 国際支援団体•認定NPO法人 Future Code

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国際医療支援団体であり、医療の届かない場所に医療を届ける活動を基本として教育、貧困、公衆衛生など様々な途上国の問題に対し、日本人として何ができるのかを考え、行動を続けています。支援事業は農業/食糧支援、ソーシャルビジネスによる雇用創出等、多岐にわたります。

2012年12月、日本の自衛隊のPKO部隊がハイチより撤退する、との報道があったことは記憶に新しいかと思います。

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今回、参議院会館にて、ハイチPKO部隊の撤退に伴って、今後日本政府として、また我々NGOとしての連携について、防衛省の担当者とミーティングがありました。

官民一体となった支援について、またそれぞれの役割を理解し合い、相補的な支援が必要と考えられます。また改めてお互いの協調を確認する機会ともなりました。

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やはり政府には政府にしかできない法に則った大きな動きが求められ、時には非情な決断さえもせまられます。私たちNGOも現地の目線に則した活動をすることが必要です。

NGOとはそもそも市民活動であり、現場の人間の目線に立った、きめ細やかな活動を行います。また、政府の政策が現地にどのように実施されているのか、その効果は現地にとってどうなのかも含め、現場で目で見たものを政府にフィードバックし、政策提言することも重要なことです。


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このトップダウンとボトムアップの二つの要素は決して相反するものであってはならず、あくまで現地のためという目標と意志を双方が持ち、補い合うことで初めて実現する「官民一体の支援」が求めるべき支援の形と思います。これはもちろんハイチだけの話にはとどまりません。

今回、双方とも協調を意識し、そしてハイチの現地のためのミーティングだったと感じています。このような取り組みを継続させていくことは大切ですね。


参考:PKO・・・国連平和維持活動。日本から自衛隊がこの活動に派遣されている。日本は財政面で約12.5%を分担。しかし派遣人数はPKO全体の5%。
ハイチでは度重なるクーデター、国内の情勢不安定から、治安回復のために2004年からPKOによるハイチ安定化ミッションが展開されている。