今ここにないように思えるこれらをつかみ取ろうと、ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返しているうちは、自己の真相の素晴らしさに気づけない。
今ここに、求めていたものが求めなくても実現されている(はっきり見えている)ことに気づけない。
気づけないから、それを求めて探し周ってしまう。
どっちの方向に進めば、成功に近づけるのか?
幸福に近づけるのか?
この心の動きが、迷い。
では、どうすれば、迷わなくなるのか?
うろたえずに、落ち着いて、日々を過ごせるようになるのか?
ここを離れて、どこかよその場所に何かを求める動きが止まれば、ここにあるものが、そのまま、はっきり見えるようになる。
探さなくてもよかった「事実」に、触れられるようになる。
真実に触れたなら、もうこれ以上、近づきようがないのだから、どこにあるのかと探し周る、落ち着きのない心の動きは止まる。
止めようとしなくても、止まる。
追伸
あなたが何か(たとえばお金)を求めているなら、「あなた」とあなたが求めている「お金」は距離を置いて離れていることになります。
あなたの体とお金が別々の場所にある。
2点に分かれて存在している。
これが、思考が作りだしている「二元性」の考えです。
でも、実際には、分かれて(離れて)存在している二つのものなど存在していません。
離れた2点などないので、これを「不ニ」と言ったり、「非二元」と言ったりします。
でも、これを頭で理解することは不可能です。
なぜなら、頭の働きによって生じる思考そのものが「二元性」だからです。
非二元に触れる経験をしてみたい方は、矢沢大輔か、認定ファシリテーターによるプライベートセッションを一度、受けてみてください。