新型コロナの感染拡大で、会場が借りられなくなり、「集合研修」という特定の形にとらわれていたのでは、いつまで経っても講座を開催できなくなると感じ、オンラインでの開催に切り替えた。
やってみると、いつもより少し多くの人が参加してくれて、みんな元気そうに過ごしていることが画面を通してわかり、開催を延期せずにオンライン開催に切り替えて良かったなと感じた。
昨日は、4人ずつ、ファシリテーターとクライアントに分かれ、4つの模擬セッションを行った。
やってみると、クライアントの口からでてくる不安や心配事は、やはり新型コロナの感染拡大に関連するものが多かった。
自分が感染してしまったら、どうなるか?
このまま収入が減り続けたら、どうなるか?
そんな不安が押し寄せて来た時、何をすれば、不安や恐れから自由になれるのか?
逆に不安が押し寄せて来た時、気をまぎらわせようとして、どのようなアクションや思考をめぐらせ始めると、延々にそのリアクションが繰り返され、問題が未来に持ち越され続けてしまうの?
この違いをクライアントが自分自身で認識できるようになるよう、どうセッションを進めればよいかを練習した。
クライアントは、自分が苦悩している理由は、自分の願いが「いつまでも実現しないこと」が苦悩の原因だと思い込んでいるけれど、実はそれが問題ではないこと。
苦悩の原因がわからないままでは、クライアントはいつまでも「自分の願い通りに現実が変わったら、私は幸せになれる」という信念に基づき、これまでと同じ行動、思考を繰り返してしまうので、何が苦悩の原因になっているのかを、その場で、クライアント自身が気づけるようになることは、この上なく有益であること。
そのために、私たちファシリテーターはどのようにセッションを進めれば、クライアント自身が苦悩の原因を自分で見通せる次元にシフトさせられるのか?
そのプロセスをみんなで再確認しあった。
そして、終わりにみんなのスケジュールを確認して、次回(後半)の実習の日程を決めたのだが、「あまり間をあけたくない」という声が上がり、さっそく今週末の日曜に後半の実習をやることに決まった。
みんなが家にいるこの時期だから、こんなふうにすんなりスケジュールを合わせて、また、みんなと寄り合い練習ができる。
Stay homeのこの時期には、この時期なりのギフト(現実)がちゃんと届けられているようだ。
お知らせ
新型コロナの外出自粛要請が解除されるまで、非二元(ノンデュアリティ)のプライベートセッションは、電話でのみお受けしています。