スピリットを探し回るマインドの動き | 非二元|目覚めを生きる

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昨日、大阪・梅田のラウンジで、大阪在住の女性と非二元の対面セッションを行い、今年の仕事始めとなりました。

彼女とのセッションは今回が2回目で、彼女は、前回のセッションで私から聞いたことを、他の人に話してもあまり信用してもらえず、誰ともこのような話ができないことに悩んでいた。

前回のセッションで、私は彼女にこんな話をした。

「お金は苦労して稼ぐもの」という考えを信じているなら、この信念を裏付けるような証拠をマインドは探しだし、信念をますます強化し、確かなものにしていく働きをしていること。
そして、このマインドの働きは、無意識のうちに行われるので、本人はそれになかなか気づけないこと。
だから、無意識のうちに行われているマインドの動きに「気づく」ことが大事で、この気づきのことを、「エンライトメント」「スピリット」と言ったりすることを話した。

そして、今回、スピリットを探してせわしなく動き回るマインドが、スピリットを見つけることは、絶対に不可能であること(スピリットをつかまえよう、わかろうとしても、100%徒労に終わること)を伝えながら、見つけようとしていた「スピリット」が、既にここにあることを体験できるようにセッションを進めた。

そして、最後に、「他に何か気になっていることはある?」と訊ねると、こんな質問がでた。

「最近、ある心理カウンセラーが、不倫をしていたことを公表し、夫の不倫を知った妻が壊れてしまい(←夫の解釈)、このようなことを公表したことで、彼のことを信じていた多くの人が、混乱し始めているんですけど、これはどういうことなんでしょうか?」

これについて、私はこう答えた。

「不倫」は、ここにはない別の何かを探し求めるマインドの動きによるもので、その行為を正当化するために、エゴはどのようなストーリー(意味付け)をつくりだして、自らの信念を強化し、保とうとしているか。
そして、このマインドの動きもまた、無意識のうちに作動しているものなので、それを意識的に見れるようになるまで、自分や他人を傷つける発言や行動が、今後も無意識のうちになされ得ることを指摘して、新年最初のセッションを終えた。

お知らせ
男女の関係、家族との関係、職場での人間関係に、何らかの悩みを感じている方は、1月13日(祝)京都開催の「喫茶禅」、2月9日(日)渋谷開催の「渋谷禅」にお越し下さい。