愚問に答えようとするマインドの鈍さ | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

「誰もいない森の中で木が倒れたら音がするか?」という哲学的な問いがある。

 
ちなみに英語では、「If a tree falls in a forest and no one is around to hear it, does it make a sound?」となる。
 
このように問われて、答えをあれこれ考え始めたなら、あなたは多くの西洋人が信じ込んでいた、ありもしない二元性(分離)の世界にはまり込み、生の歓びを見失うことになる。
 
しかし、非二元性に目覚めた禅師なら、この問いが考えるに値しない愚問であることをわかりつつ、雲水(修行僧)が悟ったかどうかを確認するための公案として、あえて逆利用する可能性はある。
 
そして、雲水がその答えを、二元性のマインドを使って、あれこれ考え始めたなら、すかさず警策(きょうさく)で肩を叩き、その音によって現実に引き戻してくれるだろう。
 
ブルース・リーなら、頭をパシッと叩き、「Don’t think.Feel」と一喝するだろう。
 
また、私が公案を考えるなら、両手を叩いて音を出しながら、こう問うだろう。
 
「この音は、どこに現れているか?」
 
追伸
世の中には、認識の誤解を「悟す」ための問いではなく、誤解を誤解と気づかないまま、逆に誤解を深めさせるような、どうしようもなくくだらない愚問や情報が溢れかえっています。
発せられた問いが、目覚めをもたらすものか、それとも眠り(催眠状態)に誘い込むものか?
この違いは大きく、前者の問いは、二元性の催眠状態に陥ったマインドからではなく、非二元性に目覚めている気づきから発せられます。

 

関連記事:地図を土地と勘違いする滑稽さ