それは英語の発音が難しいからでも、文法がややこしいからでも、英単語をたくさん覚えられないからでもない。
英語が身につかない理由は、勉強の仕方が、明治時代から続いている旧式のままだからだ。
旧式の勉強法とは、文法を理解して、英単語をたくさん暗記すれば、そのうち英語ができるようになる、という詰め込み式の勉強法のこと。
私を含め、昭和時代に英語を学んだ人の多くは、英語圏の人たちより事細かな文法を学び、英単語もたくさん暗記したにもかかわらず、途中で何度も挫折し、結局、英語を使いこなせるようにならなかった。
また、この時代、英語を学んでも英語ができるようにならなかったのは、人間だけでなく、コンピュータも同じだった。
この時代の翻訳ソフトは、私たちが受けていた英語教育と同じように、文法重視、「日本語ー英語」逐語訳型のプログラミングによって開発されていたので、英語を入力しても、意味のわからない日本語に翻訳され、まったく使い物にならなかった。
人間もコンピュータも、英語を学んでも、うまく学習できない時代。
それが昭和だった。
ところが、人工知能の時代になって、状況は一変した。
今やスマホに無料の翻訳アプリをインストールして話しかければ、日本語が英語に、英語が日本語に瞬時に翻訳されるようになった。
この数年で、翻訳のレベルがここまで上がった一番の理由は、AI(人工知能)が進化し、ビッグデータを使えるようになったからだ。
これまで翻訳作業において、コンピュータは文法のルールに従うしかなかったため、長い間、ぎこちない翻訳しかできず、足踏み状態だったのだが、人工知能の開発により、文法ではなく、よく使われる言葉の言い回しの確率を計算することで、文章としての意味を正確に解釈できるようになったのだ。
人工知能が開発されるようになってから、コンピュータは、人間の脳と同じように、経験を元に自ら学習を深められるようになり、ご承知のように将棋、囲碁、チェスの世界でも、人間を追い越せるレベルまでになった。
コンピュータは、人間の脳の学習機能に近づくことで、この数年で学習効果を上げ、人間を驚かせるレベルまできたのだか、その一方で、肝心の私たち人間は、いまだに昭和時代の使い物にならない翻訳ソフトに組み込まれていたような文法重視、英単語暗記の古いプログラミングに従い、英語学習に苦戦したままでいる。
でも、忘れてはいけないのは、コンピュータが外国語を翻訳できるようになったのは、人工知能が開発され、人間の脳と同じような学習機能を活用できるようになったからだ。
学習しても、成績が上がらないなら、それはあなたの脳の学習機能に問題があるからではなく、昭和時代の古いソフトウエアを脳にインストールしようとしていたからに過ぎない。
だから、学習法さえ変えれば、コンピュータができるようになったように、あなたの脳もたちまち英語ができる脳になる。
お知らせ
次回の
覚える努力なく「英語脳」と「ビジネス脳」をつくれる学習ストラテジー講座は、6月11日(日)に渋谷で開催します。
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