しかし、人生という演劇に台本はない。
台本があるなら、次のシーンではこんな出来事が起こるから、こんなセリフを言えばいいんだなと、あらかじめ練習しておける。
でも、現実の人生においては、この先、何が起こるかは、その瞬間にならなければわからない。
まさに、人生とは、ぶっつけ本番の即興劇。
なのに、人は台本に頼りたがる。
政治家は、官僚が用意した原稿どおりのことしか話せず、国会の与野党の質疑応答を見ていても、まったく話がかみ合うことはない。
質疑応答をやっているように見せかけているだけで、質疑応答になってはいない。
そして、記者から思わぬ質問が飛び出すと、まともに答えられないばかりか、とんでもないことを口走り、辞任に追い込まれてしまう。
目標、計画という台本に頼って生きてきた人は、思わぬ出来事が起こったときに、即興性を発揮できず、たちまち窮地に追い込まれる。
人生とは、台本劇ではなく、即興劇。
ここを取り違えると、何が起こるかわからない人生を嘆きながら生きることになり、即興劇としての人生をこれっぽっちも楽しめなくなる。
お知らせ
私の講座に参加された方であれば、既にお気づきかもしれませんが、私はいつも台本原稿をなしで、講座をやっています。
即興で言葉が出てくるのは、私が話しているように見えて、それをやっている「私」が存在していないことを知っているからですが、来月、非二元(ノンデュアリティ)のことをまったく知らなくても、即興で人前でスピーチできるようになる「話し方教室」を行います。
5月8日(月)まで先行割引中ですので、興味のある方は、お早めにこちらのページで詳細をご確認ください。