人は自由を求めて、絶望のトラップにハマる | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

私は非二元のセッションで、「死にたい」と思っている人と、時々、長話しする。
 
死にたいと思っている人が、なぜ、そう思っているかというと、死ぬこと以外に、ラクになれそうな選択肢が見当たらなくなっているからだ。
こうなる理由は、求めている「自由」に関する認識が、役に立たないばかりか、苦しみを強化するものになっているからだ。
 
その認識とは、「外的環境(状況)が、内的な平安を左右すると思い込んでいること」。
(外部環境と自分との分離)

もう一つは、「内的に感じるネガティブな思考や感情が、内的静寂の妨げであり、正すべきべきものだと思い込んでいること」。
(特別な心の状態、境地の追求)
 
この二つの誤認によって、以下のような苦しみのトラップが生みだされていく。
 
外的環境を変えよう(もしくは避けよう)とするか、思考や感情を変えよう(もしくは止めよう)と試みるうちに、その進捗、変化に対する絶えざる監視が起こり、ちょっとしたことにも過敏になりだす。
これが続くと、外的環境が、内的な平安を脅かすものに思えてきて、外部とのつながりを遮断しはじめたり、他人との接触がおっくうになったりしだす(分離の強化)。
さらに、イヤな感情や感覚を避けようと何度試みても、永遠にイヤな感情や感覚がなくなることはなく、感情や感覚を感じることを自ら閉ざしはじめ、感情や感覚がフラットになり、生きている喜びや感覚も薄れだす非二元に目覚めると、感情がなくなるんじゃないかと思い違いしている人がいるようだけど、事実はまったく逆)。
 
でも、良いニュースは、この二つの思い込みは、幻想だっていうこと。
幻想の泥沼にハマってしまうと、一見、出口が見つからず、絶望的な気分になるだろうど、それは幻想のトラップに過ぎない。
出口は、これまで信じてやってきたことの反対側にある。
 
真の自由は、外的状況にも、どんな思考、感情にも影響されない。

真の自由は、あらゆる思考、感情、感覚を受け入れられるスペースであり、その自由さを発見するのに、特別な能力も訓練もいらない。

 

追伸

今日書いたトラップは、脳のミラーニューロンや大脳辺縁系の働きによるものであることが、科学の進歩によって解明されています。

しかし、その解除法については、日本ではほとんど伝えられていません。

苦しみのトラップから抜け出し、真の自由を発見したい方は、非二元のプライベートセッションをお受けください。
 
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