昨日、人に会う時に緊張してしまうのをなんとかしたいという女性と、非二元の個人セッションをやった。
特に、人前でスピーチするときに、「人から見られている」と思うと緊張が高まるそうなので、「じゃあ、こちらに自分がいて、あちらに自分を見ている他人が本当に存在しているのかどうかを、これから確かめてみましょう」ということになった。
そして、確認が進むにつれ、自分もいなければ、他人もいなかったことがどんどん明らかになっていき、「面白い、面白い」という声があがりはじめた。
実は、私自身も、非二元を知るまで、彼女と同じように、人前に立つとかなり緊張する方だった。
その後、合気道を学んだことで、「自分が他人から見られている」という思い込みは消えたのだが、それでもまだ「私が目の前の相手を見ている」という二元性は消えていなかった。
「私がいる」という思い込みだけでなく、体が存在しているという感覚も消えて、軽くなれたのは、非二元を知ってからで、それ以来、緊張が起こっても起こらなくても、どちらでもよくなった。
昨日のセッションで、彼女が「面白い、面白い」と何度も声をあげたように、私も「自分」が消えたときは、「面白い、面白い」という声しか出なかったことを思い出せた。
どちらにも苦労がなくて、お互いに「面白い、面白い」と言いあいながら終われた昨日のセッションを振り返って、「面白い」という感覚は、私も含めて誰もいなくなった時に感じられる感覚なのかもしれないと、思えるようになった。
お知らせ
人前で話すときに緊張してしまう方は、一度、非二元のセッションを受けてみてください。