「私は記憶力が悪いから覚えられない」
そう思いこんでいる人はいても、実際に「記憶力が悪い人」は存在しない。
なぜなら、「記憶力が悪い」と思いこんでいる人でさえ、日本語を流暢に話せるからだ。
私たちは、普段、当たり前のように日本語を話している。
日本語を頑張って記憶しようと努力した覚えもないのに、日本語を使いこなせるようになっている。
なぜ、覚えられたのだろうか?
日本語を覚えるのが、生まれつき得意だったから覚えられたのだろうか?
そんなハズはない。
英語圏で生まれたなら、英語を当たり前のように話せるようになっている。
なぜなら、環境に適応して必要なことを自然に覚えられる記憶力を生まれつき持っているからだ。
私たちが、覚える必要のあることを、覚えられないのは記憶力が悪いからではない。
それは、覚えることを丸暗記することだと勘違いしているからだ。
脳はある年齢まで、丸暗記ができるようにできている。
ところが、年齢とともに、丸暗記できる能力は落ちてくる。
その代わりに、意味を記憶する能力は増してくる。
大人になるに連れ、学習法を変えなければ、記憶できなくなる。
これが、多くの人が、「自分の記憶力は悪い」と思いこんでしまっている理由だ。
しかし、年を取っても実際には記憶力は衰えてはいない。
年齢に適した学習の仕方をしていない人がいるだけだ。
矢沢大輔
追伸
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追伸2
記憶力は15歳くらいを境に、丸暗記ではなく、意味の記憶が優位になってきます。
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