なりたい自分をありありとイメージする。
コーチングを学ぶと、こんなことをよくいわれる。
でも、これをやればやるほど、自分というものが個別に存在していて、「世界があって、私がいる」という分離感を増してしまう。
完全性から遠のき、不安、心配、緊張が生じてしまう。
私たちの本質は、ホールネス、ワンネスだという、真実に則したことを伝えているコーチングの流派もあるにはあるが、目覚めた意識へのガイド役という点では、分離のない非二元の教師たちにはかなわない。
日本はその点で、欧米より、15年遅れている気がする。
もともと非二元の禅があり、日常の茶の湯の中にの全体性を見ることができた日本人の多くが、今、その全体性の意識を見失い、苦しみあえいでいる。
矢沢大輔
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