玉川上水に毎日出没する催眠おばさん | 非二元|目覚めを生きる

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玉川上水のほとりを散歩していると、鴨に餌をやろうと岸辺からパンを投げているおばさんをしょっちゅう見かける。


おばさんがパンを投げると、鴨のところに届く前にムクドリが飛んできて、空中で食べてしまう。

その都度、おばさんは、こういう。

「ムクちゃんにあげてるんじゃないの。これは鴨のミーちゃんのための餌なの」


おばさんは気づいていない。
自分が毎日、ムクドリのために餌を運んでいることを。

現実に起こっていることを、おばさんは認識できていない。

そして、ムクドリに餌をやるために、おばさんは明日も川にやってくる。

「自分は鴨のために餌をやっているんだ」という催眠にかかったまま。


そして、ムクドリたちは、明日も歓喜する。
今日もおばさんが、餌をまきに来てくれたと。


はたから観ていて、これほど滑稽で笑える喜劇はない。


このおばさんこそ、ムクドリにとっての鴨ねぎだ。


そして、これはなにもおばさんに限った話ではない。


自分がお金を貢いでいるとも知らず、何年にもわたって、せっせと大金を貢ぎ続けている人が、世の中にはけっこういる。


自らを「ワールドクラスの○○だ」と語る催眠術師の言葉を信じて、人はたやすく眠らされ、ネギを背負って出かけていってしまう。


矢沢大輔


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