日本人は、自己啓発にダマされやすい? | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

イタリアでNLP(神経言語プログラミング)を教えていた知り合いの日本人トレーナーから、以前、こんな話を聞いたことがある。

イタリアでトレーニングをやると、夜6時の終了時間になっても、誰も帰ってくれない。

「先ほど語っていた効果について、どのような実証データがあるのか、説明してほしい」と質問攻めにあい、たいてい終わるのは10時くらいになるそうだ。

でも、日本でトレーニングをやると、夜6時にちゃんと終われる。

日本人は、証拠を示せとはいわない。
先生が言ってるんだから、間違いないことだと信じてくれる。
だから、日本でやるのはすごくラクだと。

私自身、ニュージーランド人のトレーナーからNLPを学んだのだが、日本で行われている標準的なトレーニング日数の2倍の時間をかけて、理論の背景にある実証データを詳しく教えられた記憶がある。

正直、そこまで知る必要があるのかとも思ったのだが、国境をまたいでトレーニングを行っているトレーナーにとっては、実証データなしでは相手によって納得してもらえないこともあるだろうし、国によっては訴訟を起こされる可能性もあるので、そのへんは慎重にならざるおえないのだろうと思う。


しかし、最近、私が気になっているのは、様々な自己啓発セミナーのトレーナーたちが、今、海外から日本にやってきているが、理論武装が行き過ぎていないかということ。

科学的根拠を示してほしいと質問される前に、先回りして「量子力学」の話をするトレーナーが増えてきた。

聴いているこちらは、物理学の勉強をしにきたわけではないので、当惑してしまう。

さらに、その量子力学の話が、今日、学ぼうとしている内容と関係していれば問題ないのだが、それがまったくのこじつけというか、量子力学の論文の中から、自論の裏付けに使えそうな箇所だけを都合よく抜きだし、いかにも科学的根拠があるように見せているケースも少なくない。

量子力学は、物理学者でもよくわからない科学だ。

ましてや科学者でもない私達には、もっとわからない。

だから、量子力学を自論の裏付け材料として使えば、誰もよくわからないので、質問されることはない。

すべてのトレーナーが、そんなつもりで量子力学を利用しているわけではなかろうが、量子力学のわからなさを逆手にとって、都合よく解釈をねじ曲げ、トンデモ理論を展開している人もいる。

量子論がわかるという人は、実は量子論のことをまったく理解していない。

そう語った物理学者は誰だったか忘れたけれど、物理学者でもない人間が量子力学について、いかにも「わかった」ように話しているなら、それこそ、「あやしいセミナー」である証拠かもしれない。

矢沢大輔

追伸
自己啓発プログラムを学んでも、やる気や行動が続かない。
あなたがもし、そう感じているなら、それはモチベーションの問題ではなく、違和感を感じているからです。
では、何に違和感を感じているのか、それを知りたい方は、こちらの講座 をチェックしてみてください。


追伸2
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